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【全文公開】ビットコイン“阿鼻叫喚”ルポ 6000万円ダマし取られた80代女性も

1/25(木) 5:00配信 有料

文春オンライン

【全文公開】ビットコイン“阿鼻叫喚”ルポ 6000万円ダマし取られた80代女性も

【全文公開】ビットコイン“阿鼻叫喚”ルポ 6000万円ダマし取られた80代女性も

「今回の大暴落は、みんなえらい目におうてたわ。5000万円突っ込んでた知り合いは大損しとったで」(大阪在住の投資家)

 今月16日から17日にかけて起きた仮想通貨の大暴落。ネットには、〈総資産も半分以下になっちゃいました〉〈前日比で1000万円以上減りました〉といった投資家たちの阿鼻叫喚の声が溢れた。

◆ ◆ ◆

 ここ数年、過熱する一方の「仮想通貨」だが、そもそもどういうものなのか。

「もともとは『当局にコントロールされない自由な決済手段を作ろう』という脱政府的なイデオロギーの元に開発され、そのイデオロギーを共有するコミュニティの中でのみ、通用する通貨でした。だからビットコイン(BTC)にしても、最初は値がつかず、“1万BTCで、やっとピザが2枚買えた”という時代があったほど」(経済誌記者)

 だが今や1BTCは約120万円(23日現在)、1400種類以上ある仮想通貨の中で最高値となった。

「作ろうと思えば、誰でも仮想通貨を作れます。一般的なのは、ある技術を用いて新規事業を計画している団体や個人が、“ホワイトペーパー”と呼ばれる事業の構想や技術的な仕様などを記した計画書を開示して、『独自トークン』(=仮想通貨)を作る。その計画に将来性を感じた投資家が開発費として、その通貨を購入すれば、仮想通貨が流通したことになる。価格は純粋に需要と供給で決まっていきます」(同前)

 通常の取引は、取引所や販売所などに上場公開しているコインの中から投資するものを選んで売買を行う。現在、時価総額でビットコインに次ぐ2位となっている仮想通貨が「イーサリアム」だ。

「昨年春、イーサリアムのコインを20万円分ほど買いました。3年後に増えればいいなと思っていたら、3カ月後に10倍になり、最終的に100倍以上になりました」(『ビットコイン投資やってみました!』の著書がある漫画家・たまきちひろ氏)

 一方で、昨年から仮想通貨への投資を始めたという都内で広告会社を経営する40代男性は、「わずか半年で自分の資産が数倍になりました」と語りながらも、こう警鐘を鳴らす。

「ただ、リターンが大きい分、当然、リスクも大きい。何が起きても自己責任の世界ですから」

 そのリスクのひとつが、今月起きた“大暴落”だ。 本文:2,924文字

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「週刊文春」編集部

最終更新:1/25(木) 5:00
記事提供期間:2018/1/25(木)~5/26(土)
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