ここから本文です

「マスク」の適切な選び方を知っていますか

2/3(土) 15:00配信

東洋経済オンライン

モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。

蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「マスク」。風邪の流行する冬から花粉症に悩まされる春先にかけての必需品を徹底解剖。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

 この連載の一覧はこちら

 1. マスク「Mask」の定義は広く、大きく分けて実用的なマスクと意匠的なマスクに二分される

 2. 伝統的には「面」「仮面」を表わし、世界最古のマスクといわれるのはイスラエルで発見された新石器時代の石製のお面のようなもので宗教行事に使われたと考えられる

 3. 英語で「Мask」は動詞として「隠す」「偽る」「ごまかす」といった意味を表わすこともある

 4. ウイルスなどの感染予防、花粉やほこりの吸引防護を目的とする家庭用の衛生用品としてのマスクは日本で誕生し、独自の進化を遂げている。

 5. 「マスク」は冬の季語

 6. 家庭用・医療用のマスクは薬事法に該当しない衛生用品(雑貨品)に分類される

 7. 「Mask」は「覆う」という意味のイタリア語「maschera」に由来し、化粧品の「マスカラ」と同源といわれる

 8. 「Mask」の語源は、一説にはラテン語で幽霊を意味する「mascus」ともいわれる

 9. 17世紀に欧州で黒死病が流行したときには専門の医師が鳥の嘴のような「ペストマスク」を使用していた

 10. 第二次世界大戦中には米国で4歳以下の子どもを対象にミッキーマウス型のガスマスクも製造された

■日本のマスクは工場用から始まった

 11. 日本のマスクの歴史は粉塵よけを目的とする工場用マスクから始まったとされる。当時のマスクは真ちゅうの金網を芯に布地をフィルターとして取り付けたもの

 12. 江戸時代、石見銀山では鉱山病の予防対策として「福面」が考案された。鉄の枠に梅肉を挟んで薄絹を張ったマスクで、クエン酸の効果で鉱塵を防いだという

1/6ページ