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90年代にゲーセンを席巻した『バーチャロン』が堂々復活! しかも単なる新作じゃない!?

2/4(日) 8:40配信

週刊SPA!

◆ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』

⇒【画像】『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』プレイ画面

PS4、PS Vita/セガゲームス/PS4版7990円+税、PSV版6990円+税/2月15日発売予定

 2月15日にちょっと面白いタイトルが発売されます。それが『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』。アニメ・マンガ作品とゲームのコラボというと、『ワンピース 海賊無双』や『北斗が如く』のように世代を超えて愛される作品と最新のゲームシリーズが組み合わさるというのがよくあるパターンです。

 ところがなんと本作は、若いファンに支持されるライトノベル作品と、90年代にアーケードを席巻した懐かしのゲームがタッグを組むという異色作。『バーチャロン』のファンと『とある魔術の禁書目録(インデックス)』のファンとでは20年前後の隔たりがあるわけで、本作が世代間の架け橋となるのか、興味深い一作です。

 アラフォーには説明不要でしょうが、『バーチャロン』はロボットを操って対戦する、ゲームセンターで一世を風靡した3Dロボット対戦アクションシューティング。初登場は1995年。当時のゲームセンターは対戦格闘ゲームが主流で、シューティング要素のあるロボット対戦ゲームは斬新でした。カトキハジメ氏がデザインしたロボット「バーチャロイド」も尖った個性があって、それぞれの機体に熱いファンがついていたのを思い出します。

 一方、若い世代ならご存じでしょうが、『とある魔術の禁書目録』は、電撃文庫から刊行中の鎌池和馬氏によるライトノベル。超能力者が集う学園都市で、あらゆる能力を打ち消す力を宿す少年・上条当麻と10万3000冊の魔道書を記憶する少女・禁書目録(インデックス)が出会ったことで、科学と魔術が交錯する物語が展開されていきます。シリーズ累計は1635万部、アニメも大ヒットしている電撃文庫の看板シリーズです。

 この両作が合体したのが『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』。そもそもは2016年5月に電撃文庫から刊行された小説版がきっかけで、今回ついにゲーム版が発売となります。主人公は小説と同じく上条当麻。学園都市で流行のゲーム『電脳戦機バーチャロン』の大会に能力者たちが参戦する……という設定です。

 機体のデザインはリファインされて当時よりスポーティーなイメージになっていますが、基本的にハイスピードで爽快な対戦アクションの魅力はそのまま。従来の3種の武器「センターウェポン」「ライトウェポン」「レフトウェポン」に加え、『とある魔術の禁書目録』のキャラにちなんだ第4の武器「ブースト・ウェポン」が発動できるのが新作のポイントです。たとえば上条当麻が操作する機体・テムジンの場合、彼の能力「幻想殺し(イマジンブレイカー)」を思わせる右ストレートパンチを繰り出し、敵に接近して大ダメージを与えるといった具合です。

 『バーチャロン』ファンにとっては『とある魔術の禁書目録』シリーズを知らなくても、15年ぶりに復活した新作として十分楽しめるはず。また、『とある魔術の禁書目録』シリーズが好きな人は、原作者の書き下ろしシナリオということもあって独特の世界観に浸れること請け合い。それぞれのファンがそれぞれの作品に興味を持つきっかけにもなりそうです。

 今後本作のように、懐かしのゲームと最新の人気マンガ&小説がコラボするパターンも増えてくるのでしょうか。「ファミコンソフトדなろう小説”」なんてコラボもありえるかもしれません。

(c)SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME (c)2017 鎌池和馬 キャラクターデザイン・原作イラスト/はいむらきよたか Licensed by KADOKAWA CORPORATION ASCII MEDIA WORKS

【卯月鮎】

ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ディファレンス エンジン

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最終更新:2/4(日) 8:40
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