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ひふみん、講師役で“教会で結婚直前講座を30年” 意外とバレない?〈週刊朝日〉

2/12(月) 11:30配信

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 昨年6月に現役を引退した“将棋界のレジェンド”として知られる「ひふみん」こと加藤一二三九段。実は敬虔なクリスチャンで、キリスト教関連の活動にも熱心に取り組まれています。作家の林真理子さんが詳しく聞きました。

*  *  *
林:先生は、東京・麹町の聖イグナチオ教会で、結婚する人たちに講義をしていらっしゃるそうですね。

加藤:はい。カトリック教会は、信者じゃない人が教会で結婚式をすることができません。だけれども、バチカンの特別の許可で、日本だけに限って、信者でなくてもキリスト教的な人生観を聞いてもらえば結婚式ができます。

林:あれは日本だけなんですか。私、カトリック神田教会で挙式したんですが、5回勉強会に行きました。

加藤:そうでしょう。私は30年前から妻と一緒に結婚直前のカップルに結婚直前講座をやっています。

林:びっくりするんじゃないですか。「ひふみんだ。キャーッ!」とか。

加藤:結婚式の案内に、結婚講座の担当者として「加藤一二三」と書いてあるので、お父さんは「ひょっとして将棋の名人の加藤一二三じゃないか」と思っても、息子さんのほうは私のことを知らないんです。結婚式当日、お父さんが教会に来て「ああ、やっぱり将棋の加藤一二三だ」と言って驚かれたことはあります。

林:でも、今は若い人もみんな知っているんじゃないですか。

加藤:さすがに最近は相当知られるようになってきました、はい。

林:奥さま、テレビで拝見しましたけど、きれいな方ですよね。

加藤:あ、はい、そうですね。

林:中学の同級生だったとか。

加藤:はい。結婚して苦楽をともにし、魂を燃やし、ともに歩んできましたから、結婚後のことについてはいくらでも話せますけども、結婚前のことについては、これは「秘すれば花」と答えております。

林:失礼しました(笑)。

加藤:現ローマ法王はフランシスコという方ですが、「男女のロマンスは、あまり開けっぴろげに語るものではない」とおっしゃっています。

林:先生のところは絶対起こりようがないですけど、カトリックは離婚はダメですよね。

加藤:基本はそうですが、ケース・バイ・ケースじゃないですかね。

林:私、カトリックの教会で式を挙げたから我慢していますよ、つらい結婚生活を(笑)。

加藤:キリスト教の最高の徳は忍耐です。「忍耐はすべてを勝ち取る。どんなことがあっても柔和を失ってはいけない」……。

(構成/本誌・直木詩帆)

※週刊朝日 2018年2月16日号より抜粋

最終更新:2/12(月) 11:30
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