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日本の小売りがAmazonに殺されないための「3つの方法」

2/9(金) 11:00配信

現代ビジネス

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「商品点数が多い」「配送スピードが速い」「値段が安い」の三拍子で、日本の小売業を軒並み飲み込む勢いで成長を続けるアマゾン。その強みの源泉は何か、国内業者が対抗する術はあるのか。ネットショップと実店舗、両方の事情に詳しい、経営コンサルタントの竹内謙礼氏が語る。
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「無茶な売り方」を続けられるワケ

 アマゾンのおかげで私たちの生活は大きく変わりました。日本中どこにいても購入した商品をすぐに届けてくれるので、"欲しいものが買えない"という不満を抱えることがなくなりました。

 しかし、この便利なシステムは、日本の小売業者を困らせるものにもなっています。実店舗に買い物に行くどころか、アマゾン以外のネットショップで商品を購入することすら億劫になるぐらい、アマゾンには麻薬的な魅力があります。

 その状況は"アマゾンエフェクト"(アマゾン効果)と呼ばれ、日本中の商売人は「いつか日本はアマゾンに制圧されるのでないか」と恐れおののいています。それがどれだけ現実的な話なのか。まずはアマゾンの"強み"について考察してみましょう。

 アマゾンの最大のウリは「商品点数の多さ」「配送スピード」「安さ」の3つに尽きます。"無尽蔵"の商品点数に配送スピードの早さが重なり、そこに安さがプラスされるわけですから、消費者にとってこれ以上の魅力はないサービスと言えます。

 しかし、このような「無茶な売り方」は得てして長続きしないものです。どこかで息切れをして、商品が管理しきれなくなり、最後は値上げを余儀なくされて「やっぱり無理して売っていたのね」とオチがついて、売上が縮小していくのがいつもの小売業の失敗パターンと言えます。

 ところが、アマゾンは日本に上陸して以来、一度も成長が鈍化したことがありません。むしろ加速させて日本の小売業を駆逐する勢いで総流通額を伸ばしています。

 そう考えるとアマゾンの強みは「商品点数の多さ」「配送スピード」「安さ」ではなく、半永久的に日本の市場で戦い続けることができる「体力」にあるのではないかと推測することができます。

 そして、その点をさらに掘り下げていくと、アマゾンが長期的な薄利多売に耐えられるのは、「儲からなくてもいい」という開き直りがあることが分かります。

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最終更新:2/9(金) 11:00
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