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相撲協会“春日野理事長”誕生の可能性 隠されていた傷害事件、被害者父の怒り

2/10(土) 8:00配信

デイリー新潮

 白鵬、稀勢の里の両横綱が休場し、平幕の栃ノ心の優勝に終わった初場所。師匠の春日野親方は快挙の瞬間、号泣し、スポーツ紙には「鬼の目にも涙」などと書かれた。春日野親方については以前、栃ノ心ら弟子3人の腹や背中をゴルフのアイアンで殴ったと報じられ、厳重注意処分を受けたことがあるから、まさしく「鬼」には違いない。

 ***

 そんな親方が主を務める部屋での過去の傷害事件が発覚したのは1月24日のことだった。春日野部屋に所属していた元力士(23)が弟弟子だった矢作嵐さん(22)の顔を殴って傷害罪で起訴され、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が16年6月に確定していたにもかかわらず、部屋及び協会はそれを公表していなかったのだ。その理由について春日野親方は「(加害者は)辞めた力士だから」と答えていたが、いかにも苦しい言い訳である。

 事件があったのは14年9月。春日野親方は事件について当時、相撲協会に「報告した」と主張しているのだが、

「真っ赤な嘘ですよ。春日野が協会に報告したのではなく、協会側が先に事件について把握し、春日野に問い質したのです」

 と、事情を知る相撲協会関係者は明かす。

「協会の危機管理顧問が山響親方から聞いて事件を知り、春日野に連絡したところ、“警察が暴行現場の検証を行うと言ってきています”などと話す。で、顧問が“きちんと経緯を報告して下さい”と依頼したのですが、春日野はそれを無視。しばらく後、顧問が“どうなっていますか?”と聞いたところ、“事件を起こしたのは部屋を辞めたヤツだから”と言うばかりで、結局、事件の詳細について報告しなかったのです」

矢作さんの父が明かす

 春日野親方は事件を“なかったこと”にしたかったのだろう。被害者の矢作さんの父親によると、信じ難いことを持ち掛けられたという。

「息子が東京医科歯科大学病院で手術をする日、春日野は奥さんと一緒に手土産も持たずに病院にやってきて、“(事件は)稽古中に起こったことにして下さい”と言ってきたのです。実際は稽古中にやられたわけではないのにそんなことを言ってくるので、“こいつら、いかんな”と思ったよ」

 春日野親方と戦う決心をしたきっかけは、息子からのメールだったという。

「“親父、悪いけど、これ以上、相撲を続けられない”。そんな内容だった。で、相撲を辞めるなら徹底的に戦うぞ、ということで相手を刑事告訴した」

 結果、加害者の元力士が傷害罪で起訴されたのは前述した通り。一方、保護責任者遺棄容疑で刑事告訴された春日野親方は不起訴処分に。矢作さん側は民事でも加害者の元力士と春日野親方を訴えており、こちらの訴訟は今も続いている。

「春日野だって、自分の子どもがボコボコにされたとしたら、俺と同じことをするでしょう。出るところに出て、子どもを守るはずです。息子は今、“事件については、いろんなことを隠されてばかりだった。今後は何も隠さず、謝罪してほしい”と言っている」

 と、矢作さんの父親は続けて語るのだ。

「兄弟子から暴行され、部屋から逃げ出して帰ってきた息子の頬は紫色にパンパンに腫れ上がっていて、骨折しているのは明らかだった。その後、春日野から電話がかかってきて、“少しの間預かってもらえますか? その後、部屋に戻して下さい”と言うので、俺は“病院に行かせてくれ”と頼んだ。それに対し、“こちらで行かせます”と言っていたのに、結局、国技館にある相撲診療所と、よく分からない整体院に行かせただけだった」

 そして、矢作さんが自分の判断で東京医科歯科大学病院で診察を受けたところ、春日野親方は“勝手なことをしやがって”と言い放ったという。ここでも彼は「鬼」の一面を見せていたわけである。

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最終更新:2/10(土) 8:00
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