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黄金ルーキー・中村奨成に特別扱いなし。広島流「愛のムチ」で育成中

2/13(火) 8:31配信

webスポルティーバ

 現在、広島のキャッチャーは1学年上の坂倉将吾が一軍で首脳陣に猛アピールを続けている。中村の入団が坂倉に好影響をもたらしたのでは……という声も多く聞こえてくるが、このことについて水本監督はキッパリとこう否定する。

「坂倉は向上心が強く、1年目から誰よりも上手になりたいとの思いで鍛錬を続けてきました。今の中村は、正直、坂倉の尻に火をつけるほどの存在ではありません。いずれは高いレベルでポジションを争ってほしいと思いますが、今の段階では比ぶべくもないです」

 現状、水本監督は中村について「いつ頃までに一軍へ」という見通しすら立っていないと言い切る。

「単純に振る力を比較しても、高卒1年目当時の丸佳浩や鈴木誠也、坂倉の方が上です。でも肩や足のパフォーマンスは、過去に高卒でウチに入ってきた選手のなかでも明らかにトップクラス。この点に関しては、評価が揺らぐことはありません。ひとつ覚えればひとつ忘れる、ということを繰り返しながら成長していくのが高卒ルーキー。だから根気強く、道を踏み外さないようにしっかりと導いていくしかないんですよ」

 丸や鈴木ら、高卒ルーキーを猛練習で鍛え上げ、球界を代表する選手へと育て上げた広島だけに、二軍で“中村フィーバー”が起きようが、チームは動じることはない。

 水本監督の厳しい言葉のなかにも、伝統の育成に対する絶対的な自信を感じ取ることができる。だからこそ、中村の将来に大きな期待を抱かざるを得ないのだ。

加来慶祐●文 text by Kaku Keisuke

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