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車両火災は年間1293件! クルマに消火器は積んでおくべきか

2/16(金) 6:50配信

WEB CARTOP

古いクルマは必要性が高いがあくまで乗員の安全を重視してほしい

 原動機を積んだ車両の火災件数というのは、年間4000件程度が起きている。2000年頃は9000件に迫る勢いだったことを考えればずいぶんと減っているが、けっして他人事ではない。その理由も、エンジンに由来するものもあれば、燃料系からの出火や、ブレーキや駆動系の発熱によるものなどさまざま。電気配線からの出火が多いという印象もあるが、21世紀に入ってからはそうしたトラブルは減少している。基本的にはクルマが工業製品として安定してきたことから、トラブルが少なくなり、車両火災も減っているといえる。

裸足で運転をするのは違反ではないが…

 興味深いのは国土交通省が発表している「自動車メーカーから報告のあった事故・火災の統計情報」( だ。このレポートでは初度登録年ごとの車両火災件数が分析されている。平成28年のデータによれば、このリポートで扱う年間の車両火災は全体で1293件と前年より20件ほど減っており、いわゆる新車として初登録された平成28年式の車両火災は28件に留まっている。

 ゼロではないが、新車では起きにくいトラブルだ。初度登録年別のデータでみると、もっとも多いのは単年の数字でいうと平成18年式の92件。また、この近辺の年式になると電気配線を火元とした車両火災が増えてくる。なお、このデータは車両火災の件数なので、母数が多いほど件数が増えやすい。古いクルマほど車両火災などのトラブルが起きやすいのは間違いないが、保有台数の関係から10年落ちのモデルにピークが来ているようだ。

 ちなみに、平成元年以前の年式で発生した車両火災は合計176件、やはり古いクルマはトラブルが起きやすいといえそうだ。つまり、車両火災対策として消火器を積んでおくべきといえるのは、短く見積もっても10
年以上昔のクルマが目処になる。

 とはいえ、クルマというのは非常に燃えやすい。消火器を備えていても、発火に気付いてすぐに対応できなければ、ハンディタイプの消火器では力不足となることは明白だ。

 万が一に備えて消火器を積んでおくのは良いことだが、無理に消化しようとすればケガの元になるであろうから、避難を優先するなど適切に判断したい。また、エンジンからの出火時に慌ててエンジンフードをあけると、燃焼が激しくなることも注意点として覚えておきたい。

山本晋也

最終更新:2/16(金) 6:50
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