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「サザエさん」提供から降りる東芝 気になるスポンサー料は“20億円”!?

2/18(日) 7:00配信

デイリー新潮

「明日を創る技術の東芝がお送りいたします」――。おなじみのナレーションも、もう聞くことができない。放送開始から49年目を迎えた「サザエさん」(フジテレビ系)のスポンサーから、来月末をもって東芝が降板する。

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 1969年の放送開始からのスポンサーだけあって、やはり“サザエさん=東芝”のイメージは根強いようだ。このたびの降板からさかのぼること約20年前、「サザエさん」が東芝の単独提供でなくなった時も波紋を呼んだ。

〈「サザエさん」東芝が共同提供へ さびしい時代の変化〉と報じたのは98年11月19日付「読売新聞」夕刊。記事ではその理由として〈「サザエさん=東芝=家電のイメージが定着しているが、今後はサザエさんのイメージに固執せず、家電以外の情報・通信分野での訴求を狙っていく」〉と当時の東芝広報部のコメントを紹介している。

 そして今回の“完全降板”のワケはというと、

「長年スポンサーをさせて頂いてきましたが、東芝のブランドイメージ形成に一定の役割を果たした、との判断によるものです」

 と広報部は答える。東芝といえば、2015年に不正会計が発覚して以降、深刻な業績不振に陥っている。一昨年には白物家電事業を中国企業に売却、先の“図式”でいうところの「東芝=家電」は事実上崩壊した。そのほか虎の子の半導体事業も売り、バスケットボール部はDeNAへ譲渡した。

昨年8月には東証1部から2部へ降格――。「サザエさん」からの撤退も経営的な事情ではないのか、と勘繰りたくなるが、

「いえ、あくまで役割を果たしたと判断したためです」

そして視聴者から惜しむ声が届いているかというと、

「Twitterなどを拝見していますが、惜しむ声ふくめて様々なご意見がありますね……」

 と正直に教えてくれた。

東芝が払っていた金額は…

 98年に共同提供となってからは、「サザエさん」は東芝を筆頭スポンサーに、日産自動車やJAバンクが加わった。そしてこの4月からは日産がメインに、西松屋、大和ハウス、そしてアマゾンが新たに名を連ねる。“アマゾンがスポンサーになると、三河屋のサブちゃんの出番がなくなるのでは”なんて声もあるが、いずれも10社近くが入札に集まる中、ファミリー層に縁が深いと選ばれた新顔だ。

 そこで気になるのが、スポンサー料である。

「視聴率低迷が続き広告収入も落ちるばかりのフジテレビですが、家族が揃って見る日曜日夕方のこの枠に限っては確実に提供がつくと強気です。金額もバカにならないようですよ」

 というのは、さる芸能記者だ。先の東芝広報部に、スポンサー料がお幾らなのかを尋ねるも「契約の守秘義務があるのでお答えできない」という答え。だが東芝の社員は、

「直近で年間23億円と聞いています」

 と耳打ちする。驚きのお値段だが、これについては広告代理店関係者も、

「東芝が1社提供だった頃は高視聴率もあり、年間で30億円ほどといわれていました。今回の入札でも、1社当たり月額で7000万円、年で8億円は下らないとのもっぱらの噂です」

 4月からメインとなる日産、新たに加わる3社を合わせただけでも年間30億円を超える計算だ。筆頭スポンサーだった東芝の23億円も、そう遠い数字ではなさそうだ。磯野家を支援するには、並の企業では手を挙げることすら難しい……。

「ただ一番“おいしい”のは原作の著作権を持つ『長谷川町子美術館』でしょう。監修料、名義貸し料として何もせずとも自動的に入る仕組み。権利にシビアなところのようです。具体的には分かりませんが、7、8%は取っていてもおかしくないかも」(テレビ業界関係者)

 フジテレビ、新スポンサー、著作権者、“みんなが笑ってる”ということである。

週刊新潮WEB取材班

2018年2月18日 掲載

新潮社

最終更新:2/18(日) 7:00
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