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「世界の終わりだ」 KFCのチキンが消えてパニックになった原因は...

2/19(月) 17:29配信

ニューズウィーク日本版

ある日最寄りのケンタッキーに行くと店が閉まっている。他の店舗も。 話題に事欠かないKFC

「この世の終わりだ」

イギリスのケンタッキーフライドチキン(KFC)が2月16日(現地時間)、一部の店舗を閉鎖し、利用客の間で混乱が広がっている。

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英インディペンデントによると、KFCの店舗で確保していたチキンを使い果たしてしまったという。そう、「ケンタッキーフライドチキン」から「チキン」が消えてしまったのだ。

特に西部のブリストル、バークシャー、チェシャー、デボンや、東部のニューカッスル、サフォークでの営業は深刻で、域内の全店舗で打撃を受けている。店舗を訪れた客が店先に「チキンの配送で問題が発生したため本日休業」する旨が書かれた張り紙を見つけ、ツイッターに投稿した。他の店舗を回っても同じようなものがあったと報じられている。

実際に店舗のドアに貼られていたお知らせがこれだ。(※「写真付きで読む」からご覧いただけます)

なぜ、チキンがないのか――KFCの説明によると、看板商品のチキンを各店舗に配送するために新しく契約した業者と「問題」が発生したという。

SNSに溢れる怒りの声

フライドチキン屋でフライドチキンがなくなる事態に、多くの人々が呆れ、怒りをあらわにしている。ある客はこの状況を「世界の終わり」と冗談交じりに嘆いた。

KFCはSNSで噴出する怒りに専用窓口で対応している。「ブラッドフォードのグリーンゲーツ店が閉まっているのはなぜですか? 子供との約束を守るために、それから20分も運転し(他の店舗に行かなければならなかった)ました」というツイートに対し、こう返信した。

「こんにちは。私たちは店舗に新鮮なチキンを届けていますが、残念なことに今日は配送に問題がありました。我々はすべてのメニューが揃わない状態で営業することには消極的です。大変申し訳ありませんが、カーネル・サンダースは解決のために努力しております」

行ける限りのKFCに行って、その全部が休業だったことにショックを受けた客もいた。「これは納得できない。理由を教えて」とツイッターに投稿。KFCの広報は、「我々は品質に妥協することはありません。そのため、イギリス国内の一部店舗を閉鎖、メニュー数を減らしたり、週末の営業時間を短縮するなどの対応を取っています」と説明した。(※ツイートは「写真付きで読む」からご覧いただけます)

KFCのチキンは、多くの人を魅了してやまない。有名なところでは、ドナルド・トランプ米大統領。元部下が執筆した暴露本『Let Trump Be Trump』(トランプにはトランプらしくやらせておけ)には、ケンタッキーが、トランプの乗る飛行機の機内食に常備された『4大食品群』の一角を構成していたと書かれている。

これほどまでに、人々を惹きつけるフライドチキン。秘伝の11種類のハーブとスパイスで味付けされているというが、「中毒性」という名のスパイスも配合されていそうだ。

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