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年間100人以上の頭や脇のニオイを嗅ぐ臭気判定士に聞く、不快な体臭の秘密と対策法

2/22(木) 21:13配信

ライフハッカー[日本版]

夏の汗のニオイは言うまでもありませんが、冬も分厚いアウターやセーターは頻繁に洗えないこともあり、染みついたニオイが気になります。空気がこもる電車の中で不快な思いをしたことがある人は多いでしょう。通勤中そんな状況に遭遇すると、朝からやる気が下がってしまいますね。

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そこで今回は嫌なニオイに感じる体臭の仕組みと対策を知るべく、体臭の研究員で臭気判定士でもある、いわば「ニオイのプロ」久加亜由美さんにお話しを伺いました。

久加亜由美 | 株式会社マンダム 体臭研究員 臭気判定士

京都工芸繊維大学大学院修士課程終了。同社入社後、製品開発を4年間担当。2012年より体臭研究に携わり、臭気判定士の国家資格を2015年に取得。これまで約600人の体臭を評価した経験がある。

臭気判定士の仕事とは

臭気判定士というと、名前の通りにニオイを判別すると予想できますが、実際にどんなことを業務として行っているのでしょうか。まずは仕事についてお聞きしました。

「臭気判定士」は国家資格で、18歳以上であれば誰でも試験を受けることは可能だそう。公害対策基本法に基づいて嗅覚測定を実施するための資格で、大半の臭気判定士はさまざまな環境から悪臭を採取して評価するという仕事をしています。でも、久加さんのように企業の中で仕事をするというケースもあります。化粧品会社であるマンダムは、臭気判定士を中心とした体臭研究員が体のニオイを評価し、製品開発に役立てています。

ちなみに、公害調査のような環境中の評価をする企業の場合は臭気判定士だから採用するという可能性はありますが、久加さんは臭気判定士だから採用されたわけではなく、採用後にニオイについてより深く研究するために資格を取ったそう。機械では体臭の細かな判別が難しいからだそうです。

体臭の評価はどのように行うのか

評価のために実際に何をするかというと、頭や脇といった体のニオイが出る部分を「嗅ぐ」こと。ただ、一人で行うと個人の主観になってしまうので、複数人で嗅ぐことで評価の精度を高めているのだそう。最低4人で行い、そのうち一人は臭気判定士が立ち会うようにするとのこと。ただし、臭気判定士は全体の評価がずれていないかの確認はするものの、最終的な決定をするわけではありません。

では、評価の基準は何かというと、「ニオイの要素」「要素の割合」「強さ」の3点。多くの人が頭のニオイと脇のニオイは違うとは感じているでしょうが、実際に部位が違うとニオイの元となる成分は異なります。「汗のニオイ」と「油っぽいニオイ」がそれぞれ何割で、強さはどれくらいということを複数人で総合的な評価を出しているそう。

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