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プレミアリーグ、ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラに次ぐ世界4位。メキシコ・リーガMX隆盛の理由

2/26(月) 19:21配信

footballista

売上高も観客数も世界上位クラス

欧州の6、7位レベルと売上高で肩を並べ、世界トップクラスの観客動員数を記録するなど、“北米最強リーグ”として君臨するリーガMX。中南米勢をはじめ各国の有力選手が集うメキシコサッカー界、その活況のワケを探った。


文 池田敏明


 人気があり、それなりにレベルも高く、選手は大金を稼げて、クラブや協賛企業にも多くのビジネスチャンスがある。現在のメキシコサッカー界は理想的な環境を作り出している。これだけの成功を収められている理由は、いったいどこにあるのだろうか。

親会社がデカい、スポンサー数が凄い

 まず、サッカーが国民的スポーツであるという点が大前提としてある。メキシコでは野球やボクシング、ルチャ・リブレ(メキシカンプロレス)、モータースポーツなども人気だが、サッカーには及ばない。テレビや新聞、雑誌など、各メディアへの露出度を見ればそれは明らかだ。

 そして、各クラブは国内の有力企業が経営母体となっている。例えばクラブ・アメリカを経営する『テレビサ』は、ラテンアメリカ地域最大手のテレビ局。あまり知られていないことだが、メキシコサッカー界の“聖地”であるエスタディオ・アステカも同社の所有物だ。その十分なバックアップを受け、潤沢な資金を有するクラブは、ライバル勢から有力選手を引き抜く手法でチームを強化し、数多くのタイトルを獲得。そのバックボーンやチームの在り方から、日本では読売ジャイアンツとも比較される。親会社からの手厚いサポートにより、他球団からFA選手を高額年俸で引き抜く巨人軍の様子を見れば、クラブ・アメリカがどんなクラブなのかイメージしやすいはずだ。

 本田圭佑を獲得したパチューカの経営母体『グルーポ・パチューカ』も、多角的に事業を展開する企業グループであり、実はパチューカだけでなくレオンも所有している。ちなみに、今年7月までは『グルーポ・カルソ』も両クラブの経営に携わっていた。グルーポ・カルソと聞いてもピンとこないかもしれないが、2010年から4年連続で世界長者番付1位になった実業家のカルロス・スリム氏が率いるグループだと説明すれば、どのような存在なのか理解していただけるのではないか。日本で知られていないからと言って、小さな企業が経営していると思ったら大間違い。メキシコの各クラブを所有するのは、国内外で絶大な影響力を誇る大企業ばかりなのである。

 各クラブのスポンサーを務める企業の数も非常に多い。Jリーグ勢の場合、そのユニフォームにロゴが掲出されるスポンサーの数は、シャツとパンツを合わせて3社から5社程度だろう。しかしメキシコ勢の大半のユニフォームは、数々の企業のロゴで彩られている。17-18シーズンのユニフォーム掲出ロゴの数は、リーガMXの18チームで延べ141個、89種類にも上る。1チームあたり7.8個という多さだ。チーバスのように2つしか入っていないクラブもあるが、例えばレオンは13社、ティフアナは12社、ネカクサは11社のロゴを掲出。企業にとって、露出度が高いサッカークラブのユニフォームはそれだけ利用価値の高い“広告塔”なのだ。

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最終更新:2/26(月) 19:21
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