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インスタグラマーが淘汰される、“インフルエンサー2.0”が起きている

3/2(金) 18:00配信

WWD JAPAN.com

 “インスタ映え”が2017年の新語・流行語大賞となったことで、巷にインスタグラムを意識した商品があふれている今日この頃だが、インスタグラムで多くのフォロワーを抱えるインスタグラマー市場に、大きな変化が起こっているようだ。

インスタグラマーが淘汰される、“インフルエンサー2.0”が起きている

 この変化について、ファッションECなどを運営するスタートアップ企業アイエントの大森智人・社長は、「インフルエンサーの価値が見直される。現在多くのSNSマーケティングで定義されている“フォロワー数=インフルエンス力”という構造ではなくなるだろう。本来のインフルエンサーの価値とは“インフルエンスすべき価値のあるものを見つけて伝える人”だ」と説明する。同社はこうした変化を見越し、ブランディングやPR事業などを請け負うツインプラネットとともにインフルエンサーがサンプルを宣伝・販売できるプラットフォーム「インチョイス(IN-CHOICE)」を立ち上げた。

 タッグを組んだツインプラネットの矢嶋健二・社長も、「長期的なマーケティングや共感・関係性を強化していくことが必要になる時代。これからは個人の感度でセレクトしたものに、少数だが深度の深いファンがつくような構図になるだろう。1型あたり1000着を100人のバイヤーが買い付ける時代から、1型100着でいいから、1000人のインフルエンサーが欲しいファンに直接提案する時代が来るだろう」という。

 この変化は、矢嶋社長いわく、“インフルエンサー2.0”だ。これまでのインフルエンサー事業はいわばマス・マーケティングだった。テレビCMのように多数のユーザーに向けて発信できるよう、フォロワー数こそが絶対だった。しかし、これから必要なのは“エンゲージメント”になるという。紹介したものが売れるかどうか、投稿ごとの消費者への経済的影響こそが“インフルエンス”力になる。もちろん圧倒的なフォロワー数を抱えたインフルエンサーへのニーズはなくならないまでも、単純にフォロワー数や投稿数を増やすことに意味はなくなり、特徴のない“中途半端な”インスタグラマーは淘汰されていくと考えるのだ。

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最終更新:3/7(水) 15:56
WWD JAPAN.com