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闘将ガットゥーゾの評価は高まる一方! ミランの選手からも称賛と感謝の声が続々!!

3/2(金) 11:58配信

SOCCER DIGEST Web

「監督というよりメンタルコーチ」

 2月28日(現地時間)、コッパ・イタリア準決勝・第2レグで、ミランはスコアレス(第1レグも0-0)のまま突入したPK戦でラツィオを下し、2年ぶりの決勝進出を果たした。
 
 敵地ローマ・オリンピコでの一戦は、苦しい試合となったが、押し込まれても冷静にこれをはね返す姿が印象的だったミラン。延長戦ではカリニッチが決定的場面を逸する場面もあったが、その後も落ち込むことなくモチベーションと集中力を保ち続け、PK戦でも先行を許しながらも逆転して歓喜の瞬間を迎えた。
 
 5月9日に再びオリンピコで行なわれる決勝戦の相手はユベントス。2年前の同じカードでは、粘って延長戦に持ち込んだものの、110分にモラタ(現チェルシー)に決勝ゴールを許して涙を飲んでいる。
 
 ラツィオとのPK戦で2本止めたGKドンナルンマは、当時の悔しさを忘れてはおらず、「まだ、あの決勝を乗り越えていない。この2年間で、僕らは多くの経験を積んできた。絶対にリベンジしたい」と『ミランTV』で語った。
 
 そんな若き守護神はまた、ガットゥーゾ監督にも言及。チームを13試合負けなしと良い状態に導いている指揮官ついて、「監督は、我々を本当のチームにしてくれた。我々は今、一枚岩なんだ。監督は『疲れなんて存在しない。それは心の持ち方次第だ』と鼓舞してくれる」と感謝する。
 昨年11月、モンテッラ前監督の解任を受けて下部組織から昇格を果たした40歳のガットゥーゾ監督に対する、選手の称賛の声は止まることがない。
 
 ラツィオ戦では最後まで相手の猛攻をはね返し、サドンデスに突入したPK戦では最終キッカーとして冷静にウイニングPKを決めたCBのロマニョーリは、「我々に欠けていた厳しさや不屈の精神を、監督は植え付けてくれた。称賛されて当然だ」と『RAI Sport』に語った。
 
 そして、本田圭佑の後を受けて今シーズンから背番号10を背負いながら、なかなか結果を出せずに批判を浴びたものの、ここにきて本来の力を発揮しつつあるチャルハノールも、それがガットゥーゾ監督のおかげだと明言している。
 
「監督は僕を変えてくれた。プレッシャーから解放されてプレーできるよう、色々なことを話してくれている。僕にとって監督は、サッカーの監督というよりは、メンタルコーチという感じだ」
 
 決勝進出決定後、チャルハノールがガットゥーゾ監督に対して背後から思いっきり抱きついていった姿は非常に印象的であり、2006年ドイツ・ワールドカップ優勝後、ガットゥーゾがリッピ監督に喜びのあまり“喉輪”を食らわせた光景を思い起こさせたが、それだけ現在の選手と監督の関係が良いということだろう。
 
 最後に右SBのカラブリアも『プレミアムスポーツ』に対し、「監督は就任してすぐに、ミランのユニホームを着る意味の重要さを我々に自覚させてくれた。監督の下で、我々は高いインテンシティーを保ってプレーできている」と感謝した。
 
 このような選手たちの言葉からも分かるように、ミランが最も変わったのは精神面。それをもたらしたガットゥーゾ監督は「時々、練習で狂ったように選手を追いこむが、それもいずれ報われるはず。この若いチームは、ファンは望んでいるような、かつてのレベルに戻らなければならないんだ」と『RAI Sport』に語っている。
 
「私は素晴らしい監督ではない。まだ駆け出しであり、何も勝ち取っていない」と強調し、前任者モンテッラについて「彼がポゼッションなどの重要なコンセプトをチームにもたらしてくれた。称賛すべきだ」と訴える謙虚な指揮官は、改めてミランへの愛情を示した。
 
「このようなチャンスを与えられて、とても幸せだ。もし、この先もミランに残れるなら、もちろん留まり続ける。ここが私の“家”だからね」
 
 ポテンシャルの高い個々が強い精神力を植え付けられ、闘将の下でひとつに纏まった現在のミラン。コッパ・イタリア決勝だけでなく、セリエA、ヨーロッパリーグでどのような戦いを見せ、結果を残すのか、非常に興味深いところだ。

【動画】PK戦の末にミランが2年ぶりにコッパ・イタリア決勝へ!

最終更新:3/2(金) 12:11
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