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DeNA・山崎康晃「ストレスを乗り越える仕事術」

3/12(月) 16:01配信

週刊ベースボールONLINE

大きなストレスと向き合う守護神

 最もストレスと向き合う役回りかもしれない。山崎康晃投手は新人から3年連続守護神を務めて2017年シーズン終了時点で96セーブをマーク。野球は9回の3つのアウトを取るのが最も難しいといわれている。リードしている最終回に登板する緊張感は計り知れない。失敗した時は戦犯としてバッシングを受けることもある。「緊張は当然しますよ。3年もやっていればいい試合もあるし悪い試合もある。時には体調を崩したり、病気になったこともある。でも苦労した分だけ達成感も大きい。ストレスがなければ良い成績も残せないと思います」と語った。

試合で味わった屈辱は試合で取り返す

 普段の山崎は笑顔を絶やさない好青年だ。「明るい気持ちの持ち方は母親(べリアさん)の影響が大きいです。暗いことを考えてマイナスになると空回りする。明るいのは僕自身の性格ですね」と大きい目を輝かせる。

 生まれ育った環境に起因したプラス思考。だが、セーブ機会に失敗すれば当然精神的なダメージは大きい。「僕だって引きずりますよ」とポツリと漏らした。

「家の中で音楽を聴いたり、ドライブをしたり気をまぎらわすことはしてきた。他にもレゴを作ったりプラモデルを作ったり。(失敗が続いた時は)実家に帰る頻度が増えます。家族に話したり、幼馴染に話したりするとだいぶ楽になる」

 球界を代表するリリーフエースも繊細な心を持つ24歳の青年だ。押しつぶれそうなストレスに向き合ってきた中でたどり着いた答えがあった。

「結局次の試合を抑えることでストレスや不安は一番消えるんですよね」

 つらいが逃げるわけにはいかない。尊敬する先輩たちの助言が大きかった。共にプレーした元DeNAベイスターズの三浦大輔氏に「やられたらやり返せ。オレはそれを25年間やっていた」と言われた。

「ハマの大魔神」として抑えで長年活躍した元横浜ベイスターズの佐々木主浩氏に「(マウンドに上がるのが)怖くないですか?」と聞いた時に返ってきた言葉に重みを感じたという。「怖いよ。怖くなきゃダメだよ」。絶対的守護神だった佐々木もストレスや重圧と戦って結果を残してきた。その事実は大きな励みにもなった。

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