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オイペン豊川が起こした“奇跡”に驚嘆の声「ひとりで救った」「予期せぬシナリオ」

3/12(月) 6:00配信

SOCCER DIGEST Web

崖っぷちのチームを途中出場で…。

 今年1月からベルギーで挑戦を続けてきた男が、所属クラブを救う“救世主”となった。
 
 現地時間3月11日にベルギー・リーグ最終節が行なわれ、最下位のオイペンは14位のムスクロンに4-0で勝利。逆転で15位に浮上して、残留を確定させた。この試合で崖っぷちのオイペンを救い出したのは、今年1月に鹿島アントラーズから移籍していた豊川雄太だった。
 
 最下位のチームだけが降格するレギュレーションとなっているベルギー。同時に行なわれていた他試合で、同勝点で15位のメヘレンが2-0とリードしていたため、得失点差で1つ下回るオイペンには大差での勝利が必要な状況だった。
 
 そんな絶望的な状況で57分にピッチに送られた豊川は、まずは73分、ヘディングで移籍後初得点となる先制ゴールを記録すると、その3分後にルイス・ガルシアのゴールをアシスト。さらに80分に再びヘディング、89分には右足でゴールを決め、4-0という大勝の主役となったのだ。

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 2-0のまま終了したメヘレンを得失点差で逆転し、見事に最終節で残留をつかみ取ったオイペン。その奇跡の逆転劇を呼び込んだ豊川に対して、現地メディアも驚嘆している。
 
 ベルギー・メディア『RTBF』は、「トヨカワがベンチから現われ、ひとりでオイペンを救った」と銘打って、その殊勝なパフォーマンスを絶賛した。
 
「オイペンの前半は、絶望に満ちたものだった。ストレスと緊張が明らかに彼らを縛り付けていた。それでも彼らは、諦めることはしなかった。中心となったのはユウタ・トヨカワだ。3つのゴールと1つのアシストで、この日本人はたった一人でオイペンを救い出した」
 
 また、賛辞を贈ったのはベルギー・メディアだけではない。オイペンの指揮官で、フランス・サッカー界のレジェンドでもあるクロード・マケレレの母国、フランスの大手紙『L'Équipe』も、その逆転残留と豊川の活躍ぶりを次のように伝えている。
 
「マケレレは最終節に自らの使命を果たした。ハットトリックを決めたユウタ・トヨカワは望外の活躍ぶりでオイペンを助けた。リーズからレンタル中の若き日本人がスコアレスの状況で起用されたことは、彼が一度もゴールネット揺らしていないことを考えれば、予期せぬシナリオではあったが、トヨカワは見事に主人公となった」
 
 なお、得失点差にしてわずかに1つだけライバルを上回って残留を果たしたオイペンは、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を懸けたプレーオフに進出する。
 
 はたして、ここでも豊川は、再びセンセーショナルな活躍を見せられるだろうか。

最終更新:3/12(月) 6:17
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