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パスタ、ラーメン、ホットドッグ…“大衆食堂”化する「ミスタードーナツ」の苦境

3/17(土) 7:00配信

デイリー新潮

ナポリタンに肉そば! さらに担々麺!! 

 ミスタードーナツのコアなファンなら先刻ご承知だろう。しかし、久しく足を運んでない方がおられれば“百聞は一見に如かず”をお勧めする。あのミスドがいつの間にか、ドーナツだけでなく、ホットドッグ、パスタ、ラーメンまでも販売しているのだ。

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 ちなみに取り扱っていない店舗もあるという。どちらかと言えば大型店や都心店に足を運べば間違いないようだ。その上で、我々がミスドに対して持つイメージとは、全く異なる新メニューのうち、主要な商品をご覧いただこう。

 飲茶=点心は93年に初登場している。なじみ深いのは事実だ。とはいえ、ここまで拡充してしまうと、ラーメン店のような印象を受けてしまう。

 何よりインパクトを感じるのは、やはりパスタだろう。「メニューの選択肢が増えた」と喜んでいる方も、きっといるに違いない。とはいえ、「本業は何でしたっけ?」と質問したくなってしまうのも事実だ。どうしても“迷走”という単語が浮かんでしまう。

「ミスド売上高低迷」の報道

 こんな品揃えになった理由は明確だ。身も蓋もない言い方をすれば、ドーナツが売れていないのだ。

 朝日新聞が17年11月1日に報じた「ミスド低迷、新メニューなど打開狙う」の記事は、冒頭から「ダスキン傘下のドーナツチェーン『ミスタードーナツ』の業績が振るわない」と断じた。確かに業績は「17年9月中間決算では、ミスドが大半を占めるフード部門の売上高は183億円で、前年比9.6%減った」とある。

 ミスタードーナツは、業績の右肩下がりに苦しんでいるのだ。なぜ売上高が減少しているのか。それに答えるのが読売新聞の「『100円セール』廃止 不発 ミスド売上高低迷」(17年11月1日)だ。少し引用させていただこう。

《ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」の売上高が、毎月開催してきた「100円セール」を廃止した影響で落ち込んでいる。今後は、客席のある「イートイン」の店舗を拡大するなどして朝食や昼食の需要を取り込みたい考えだ。

 ミスドは約20年前から毎月不定期にドーナツなどをほぼ100円で販売する「100円セール」を導入していたが、期間外に訪れた客から不満が相次ぎ、昨年11月に廃止した。代わって「ポン・デ・リング」など35種類の定番商品を10~30円値下げしたが、客離れが進んだ》

 そしてミスドの選択したのが「ドーナツの売上減少分を、他の商品で補填する」という販売戦略なのだ。確かに税込み108円のオールドファッションが不振でも、734円のカルボナーラが飛ぶように売れれば、理論上は今の不振を跳ね返せる。単純計算で客単価は7倍近いのだ。

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最終更新:3/17(土) 19:58
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