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映画『ブラックパンサー』のテクノロジーを支える物質「ヴィブラニウム」は実在するかもしれない

3/19(月) 20:03配信

WIRED.jp

話題の映画『ブラックパンサー』で、舞台となるワカンダ王国のテクノロジーを支える金属「ヴィブラニウム」。この架空の素材のように、宇宙から驚くべき性質の金属がやってくる可能性はあるのか? スーパーマンの息の根を止める「クリプトナイト」や「ゲーム・オブ・スローンズ」の「ヴァリリア鋼」は? 映画やSF小説に登場する架空の物質が実在する可能性は科学的にあり得るのか、徹底検証した。

【記事全文】作品中に出てくる小道具から考える、幻の素材。

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映画『ブラックパンサー』を観た人は、その舞台となるワカンダ王国──アフリカにあるとされる、想像上の未来的な国家だ──のもつテクノロジーの大部分に、ある驚くべき物質が使われていると気づいただろう。宇宙からやって来た金属「ヴィブラニウム」だ。

もちろん映画やコミックス、そのほかのSF作品に登場する架空の物質はこれだけではない。テレビドラマでも『スタートレック』の「ダイリチウム」から『ゲーム・オブ・スローンズ』の「ヴァリリア鋼」まで、さまざまな物質が使われている。

これらは完全に想像の産物なのだろうか。それとも、少しでも真実が含まれているのだろうか?

金属でできた隕石が宇宙から落ちてくる可能性

“マーベル・ユニヴァース”(マーベル作品が共有する架空の世界)では、ヴィブラニウムは隕石として地球外からやって来た金属で、さまざまな驚くべき性質をもつことになっている。振動や衝撃を吸収する(これが名前の由来となっている)という、とてつもない特性のために、キャプテン・アメリカの盾の最高の素材となっている。

ヴィブラニウムには主に2つの変種がある。「ワカンダのヴィブラニウム」と「南極ヴィブラニウム」だ。後者は振動を発し、ほかの金属を液体化させることができる。

これに対して、『アベンジャーズ』に登場するウルトロンの鎧や『X-MEN』シリーズのウルヴァリンの骨に使われている物質が「アダマンティウム」だ。事実上、破壊できないとされる合金で、まさにヴィブラニウムを模造して発明された。

話を現実に戻して、驚くべき性質の金属が空から落ちてくる可能性を科学的に検証してみよう。周期表は宇宙のどこでも同じだ。そして、小惑星のなかには実際、ほとんどすべて金属でできていて、想像もつかないほど豊かな鉱物資源となり得るものもある。

隕石に含まれる金属が歴史上、武器をつくるのに使われてきたのは事実だ。しかし、これらは完全に普通の鉄やニッケルである。

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最終更新:3/19(月) 20:03
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