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高まる「伊調馨」待望論。激震の女子レスリング、W杯で露呈した弱点

3/20(火) 8:11配信

webスポルティーバ

 オリンピック4連覇の偉業を達成した伊調馨(ALSOK)に対し、公益財団法人日本レスリング協会の栄和人強化本部長(至学館大教授・レスリング部監督)が「男子合宿への参加を禁止した」「彼女が師事するコーチへ不当な圧力をかけた」「練習拠点(警視庁レスリングクラブ)への出入りを禁止した」とする告発状が内閣府に提出されたと、3月1日発売の週刊文春が報じて発覚した”女子レスリング・パワハラ”問題――。

【写真】伊調馨と名刺交換する瞬間

 レスリング協会はまったく調査をせぬまま、週刊誌発売後、ただちに告発状の内容を全面否定した。しかしその後、倫理委員会が選定した弁護士による第三者委員会を立ち上げ、内閣府の調査とともに関係者への聞き取り調査を行なっている。騒動は連日メディアで報じられているが、いまだ問題は解決していない。

 そんななか、群馬県高崎市で女子レスリング国別団体対抗戦ワールドカップが開催された。

 出場国は昨年の世界選手権で獲得した国別ポイントの上位8ヵ国。女子ワールドカップはこれまで16回行なわれてきたが、日本はすべてに出場し、優勝9回、2位2回、3位5回と常に表彰台に上がり、現在3連覇中である。

 今大会、パワハラ問題の当事者と告発された栄強化本部長は日本代表チームの本部長を務め、大会パンフレットにも写真入りでそう紹介されていた。だが、10日前に体調不良を訴えて本部長を辞退。チームに帯同せず、会場にも姿を見せなかった。

 また、100名以上集まったマスコミに対してレスリング協会は、「会長や副本部長など協会役員へのインタビュー希望は広報へお伝えください。ただし、対応できるかどうかは確約できません。本部席でのインタビューもご遠慮ください。いずれの場合も、インタビューは本大会に関する質問のみを受け付けます。本大会と趣旨の異なる内容の質問はご遠慮ください」との取材注意を配布。「マスコミ全面協力」が伝統のレスリング協会としては、異例のことである。

 協会が激震に襲われるなか、チームの指揮を執ることとなった笹山秀雄監督(女子強化委員長)以下、コーチ、選手たちは「影響がないといえば、嘘になる」と言いながらも、「どんな状況でも乗り越えて勝つ。日本の強さを世界に見せつける」と意気込んでいた。

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