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AIづくしの3時間!「J-WAVE INNOVATION WORLD COMPLEX vol.1」でAIの活用法、人との共存を考える

3/20(火) 20:11配信

ライフハッカー[日本版]

「AIを知る AIを体験する」をテーマに、2月28日に東京・渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで開催されたイベント「J-WAVE INNOVATION WORLD COMPLEX VOL.1」。

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AIに様々な分野からアプローチしている多彩なゲストによるトークセッションを中心に、TDK、IBMといったAI開発に携わる企業の展示や、AIに関わるベンチャー企業のピッチコンテスト等が行われ、さらにはイベントのMCすらもAI(IBM Watsonを活用した「Tommy」。詳しくはこちらの記事から)が行うという、AIづくしの一夜となりました。

トークセッションのラインナップは下記の通り。このセッションの模様を中心に、「J-WAVE INNOVATION WORLD COMPLEX vol.1」を振り返ります。

「現実を拡張するAIの作り方」:川田十夢(AR三兄弟長男)、三宅陽一郎(日本デジタルゲーム学会理事/ゲーム開発者)、小池誠(きゅうり農家/エンジニア)

「AIでスポーツを拡張してみた」:江渡浩一郎(メディアアーティスト/研究者)、岡田明(日本IBM株式会社)

「AI時代の教養とは何か」:竹内薫(サイエンス作家)、山本一成(将棋ソフト・ポナンザ開発者)

「AIの生命と意識へのアプローチ」:川田十夢(AR三兄弟長男)、斎藤由多加(ゲームクリエイター/シーマン開発者)、池上高志(東京大学大学院情報学環 教授)

(敬称略)

ゲームにおけるAIの考え方は、農業でも応用可能

「現実を拡張するAIの作り方」に登壇した三宅さんは「メタAIとは、ゲーム全体を(俯瞰して)コントロールする“神様AI”です。例えばユーザーが退屈しているようならソンビを出したりと、ユーザーの心理の分析や、経路の予測を行います」と、自身の専門分野である「メタAI」の役割を語ります。

自動車関係のプログラム設計から「これからは農業だ」と実家に戻り農家に転身し、AIによる出荷するきゅうりの等級の選別を行うシステムを開発した小池さん。収穫したきゅうりは「ある程度見た目で判断して」等級ごとに分けて箱詰めをして出荷されるのですが、その分け方は農家の「長年の経験や審美眼」だけが頼りで、なかなかアルバイトを雇って…ともいかなかった中、このプロセスの効率化を試みました。開発したのはきゅうりの画像をカメラで撮影し、その画像をAIが読み込んで等級を判断するシステム。実際にAIを組み込んだことでおおよそ「1.4倍のスピードアップ」 を果たしたといいます。

「ゲーム」「農業」とそれぞれの分野で「AI」と向き合っている三宅さんと小池さん。一見離れ離れの分野ですが「メタAI」の考え方は、農業にも応用が効くものだという議論に。川田さんは「湿度や気温など、どういった環境の時にきゅうりがどういう成長をしたか拾える要素があるので、(ビニールハウスに)まさにメタAI的なものを入れて、(農家が)休みたい時に休むなんてことはできそうですよね」と、農業のフロー自体をコントロールする「メタAI」の可能性に言及。

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