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「スナック通い」は定年後を楽しむ最強戦略だ

3/20(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

近刊『世界一孤独な日本のオジサン』の中で、日本人の中高年男性が孤独になりやすい背景や「孤独」の危険性を掘り下げたが、高齢の男性などからは、「実感しているが、今さらどうしようもない」という声が多く聞かれた。

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■将来、孤独になりやすい男性の特徴

 定年退職後、元気に出歩く妻を横目に、趣味もなく、友人も少なく、家に閉じこもりがちな男性の話をいたるところで耳にする。その子供や妻は、怒りっぽく、頑固になり、手のかかる男性たちに手を焼いている。周囲のそうした男性たちをプロフィリングすると、将来、孤独になりやすい男性の特徴は以下のような8つのものだ。

 ・会社勤め(サラリーマン)である

 ・転職経験がない

 ・仕事人間

 ・夢中になれる趣味があまりない

 ・「新しい友達」など、しばらく作っていない

 ・都会暮らし

 ・パパ友や近所など、会社以外の付き合いはあまりない

 ・「肩書」「会社の名前」が自分のアイデンティティ

 趣味や友人との時間もないままに、同じ会社で仕事中心の生活を40年余過ごすと「名刺」=自分のアイデンティティになってしまう。田舎の地縁、血縁、近所付き合いもないままに退職とともに、放り出されて、自分の「居場所」を失い、「茫然自失」。企業というムラ社会の中で繰り広げてきた、「肩書」「地位」に基づく「ポジショントーク」が通用しない世界で、どうコミュニケーションをとればいいのか、と途方に暮れる……。

現役時代は忙しすぎて、「一人」の時間がぜいたくだったりもする。だから、退職後、たっぷりと「自分だけの時間」を持つことを楽しみにしている、という人もいるだろう。しかし、現実は、有り余る時間を持て余し、常態化する「孤独感」にフタをして我慢している人も少なくない。人間は本来、人とのつながりを欲し、その中で生きていく「社会的動物」である。だからこそ、ソーシャルメディアやペットがこれだけの人気を集めている。人とのかかわりの中で、「必要とされている」「役に立っている」「承認されている」という感覚が生きがいにつながる。だからこそ、人との結びつきの断絶である「孤独」は、人間としての根源的な幸福感や健康を大きく蝕むもの(参考記事)であるとして、海外では「現代の伝染病」として大きな社会問題になっている。日本では、孤独が極端に美化され、その「礼賛本」があふれかえっているが、 「孤独」と「ひとり」は全くの別物である。「ひとり」の時間を楽しみながらも、社会と繋がり続け、「孤独にならない生き方」を探る姿勢も大切だろう。

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