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階段の数ナント462段 日本一深い駅「疲労の度合いは世界一!」

3/25(日) 7:30配信

FRIDAY

 ハァハァ……。運動不足の記者(30代)には、かなりキツい。まだ半分も上っていないのに、息が切れてヒザはガクガク。地上の光は、はるかかなただ……。おかげで真冬だっていうのに身体が温まり、コートもいらない。

 ここは群馬県みなかみ町にある、「日本一深い」と言われるJR東日本の上越線土合(どあい)駅。プラットフォームから地上に出るには、長さ338m、462段の階段を上らなければならない。ビルなら約20階分の段数だ。しかも構内には、エレベーターもエスカレーターもなし。ヘトヘトの記者にとって、土合駅の疲労度合いは世界一だ。

 途中に設置されたベンチに座っていた、東京から来たという30代の主婦も肩で息をしていた。

「近くの湯檜曽(ゆびそ)の温泉宿で一泊して明日帰る予定なのですが、こんなに階段が長いなんて……。まだ250段以上あるんですね。旅行バッグを抱えながら上るのは、かなりしんどい。3歳の娘は疲れてバランスを崩し、何度もよろけていました」

 土合駅を何度も訪れたことのある、鉄道評論家の川島令三氏が語る。

「利用者の大半は旅行者、とくに近くにある谷川岳への登山客です。彼らは駅の階段も登山の一環として楽しんでいる。エレベーターやエスカレーターを設置する必要がないんですよ。鉄道ファンにも人気があります。最近はビルを併設するなど派手な駅が多いですが、土合駅には広告1枚貼られていない。その無機質な地味さが、かえってウケているんです」

 記者は途中で脚がつり、電車を降りてから地上に出るまで20分近くを要した。

最終更新:3/25(日) 7:30
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