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DeNA・石川雄洋 レギュラー奪取へ期する思い。「両親のためにも一年でも長く野球したい」

3/27(火) 12:22配信

週刊ベースボールONLINE

球団在籍14年目の生え抜き最年長が迎えた正念場

 DeNA・石川雄洋選手がファームで調整を続けている。球団に在籍14年目。低迷期のチームを支え続けてきた生え抜き最年長だが、現在の置かれた立場は厳しい。昨年は63試合の出場で打率.246。192打席は一軍定着後の2008年から最少の数字だった。クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズはメンバー外。チームはオフに阪神から大和をFA補強して内野の層が厚くなった。セカンドのポジションを倉本寿彦、柴田竜拓、田中浩康と競う状況で、春季キャンプはファームスタートだった。

「自分で招いた結果なので……。年齢が上になるにつれて周りを気にするようになって。若いときは試合に出たくて必死だった。僕はセンスがあるわけではない。もう一度反骨心を持って野球に取り組む姿勢が必要だと思う」

 感情を内に秘めたプレースタイルは「覇気がない」と誤解されることもあった。「見る人が思うことですから」と多くを語らないが、悔しくないわけがない。昨季はCS前の実戦の場となるフェニックスリーグも派遣されることなく、横須賀のベイスターズ球場で残留練習。同僚が奮闘した日本シリーズもテレビで見た。「ビールかけはしたかったですよ。日本シリーズもテレビで見ていて何もできない自分が悔しかった」と視線を下に落とした。

 支えてくれた家族に恩返しの気持ちは人一倍強い。石川がファームにいるときも両親が試合に駆けつけ、スタンドで見守っていた。

「両親とはよく連絡を取ります。父は社会人野球をやっていたので『打撃フォームがこうなっているぞ』と、手紙で教えてくれるときがあります。ありがたいですよね。僕が野球をやめたら両親もつらいと思うので、後悔しないような野球人生を送りたい」

 春季キャンプ中は午前8時前にはグラウンドに出て早朝練習を欠かさなかった。夜も映像で自身の打撃フォームを入念に確認する日々。悔しさをバネに、反骨心ではい上がる。

●石川雄洋(いしかわ・たけひろ)
1986年7月10日、静岡県清水町生まれの31歳。横浜高では同学年のエース・涌井秀章とともに甲子園に2度出場。2年春は準優勝、3年夏は14打数10安打、打率.714の活躍でベスト8に貢献。2005年ドラフト6巡目で横浜ベイスターズに入団。08年から一軍に定着し、10年に打率.294、リーグ2位の36盗塁をマーク。12年にDeNAの初代主将に就任して3年間務めた。通算1078試合出場で打率.258、965安打、21本塁打、112盗塁。183センチ、78キロ。右投左打。

記事・写真提供=ココカラネクスト編集部 平尾類

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