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本田圭佑、途中出場でも同点弾の起点に。際立つ瞬時の判断力…求められる決定的な働き

4/2(月) 12:27配信

フットボールチャンネル

 本田圭佑が所属するパチューカは、現地時間31日に行われたリーガMX後期第13節でモンテレイに1-2で敗れた。日本代表の欧州遠征から戻ったばかりの本田はベンチスタート。それでも後半からピッチに立ってゴールに絡む活躍を披露した。ただチームの結果や順位は振るわない。上位8チームに与えられるプレーオフ進出権を手にするため、本田には今後どんなプレーが求められるのだろうか。(文:河治良幸)

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●途中出場の本田、同点弾の起点に

 代表ウィークによる中断期間を挟んで行われたリーガMX(メキシコ1部)2017/18シーズン後期リーグの第13節。パチューカは31日、強豪のモンテレイをホームのエスタディオ・イダルゴに迎えた。

 日本代表の欧州遠征から帰還したパチューカの本田圭佑はベンチスタート。ディエゴ・アロンソ監督は通常の[4-1-4-1]ではなく[4-4-2]を採用し、右サイドにはサイドバックとしてプレーすることが多いラウル・ロペスを起用した。

 だが、モンテレイのタイトなディフェンスに苦しみ、昨年までパチューカに在籍したウルグアイ代表MFホナタン・ウレタビスカヤの鋭い仕掛けなどに苦しめられた。

 そうした状況が続く中でショートコーナーを起点としたDFステファン・メディーナの右クロスに長身MFヘスス・モリーナが合わせる形でモンテレイに先制を許したパチューカ。アロンソ監督は後半スタートから本田を投入した。[4-4-2]の右サイドハーフに入った本田は、ワイドなポジションから中央に流れて攻撃に絡むと、大きなピンチを切り抜けた後の53分に見事なつなぎで同点ゴールの起点となった。

 自陣の左で奪ったボールを中央で受けた本田は右斜めにドリブルをしながら2人の相手ボランチを引きつけ、そこから左前方のMFエリック・サンチェスにパスを通した。18歳の小柄なアタッカーは少しタメながら、さらに左サイドを走るFWアンヘロ・サガルに展開する。

 その間にボランチのエリック・アギーレとFWのセバスティアン・パラシオスが飛び出す。サガルが左足でディフェンスラインの背後に斜めのボールを送ると、ファー気味の位置からニアに飛び込んだパラシオスが右足のスライディングでボールを捉え、ゴールネットを揺らした。

 こうした攻守の切り替わりからの攻撃においても、本田は自分のところに相手ディフェンスの意識を引きつけることで、味方に時間とスペースを与える役割をこなしている。そこから前方のどこにスペースが生じるかを瞬時に見極めてバイタルエリアに走り込んだ。結果的にサガルから本田へのボールはもたらされなかったが、起点のパスを出すだけで終わらない本田らしい動きだった。

●上位進出の鍵は崩壊した守備の改善と…

 一気に逆転を狙いたいパチューカはさらに本田が浮き球の危険なボールをゴール前へと送ったが、GKウーゴ・ゴンサレスの間一髪のパンチングに防がれた。さらに相手を押し込んだところで浮き球のラストパスをゴール前のサガルにピタリと通したが、サガルがコントロールミスでシュートまで落ち込めなかった。

 逆に前掛かりになったところでFWアビレス・ウルタードの鋭いドリブルから、最後はウルグアイ代表MFカルロス・サンチェスに勝ち越しゴールを決められたパチューカ。ホームで痛い敗戦を喫して13位に転落したが、5試合を残してでリギージャ(トーナメント方式のプレーオフ)出場圏内の8位まで勝ち点2差であり、チャンスは十分にある。

 ただ、パチューカはここまで13試合で18チーム中3番目に多い24失点。特に後半の勝負どころの失点が目立っており、けが人が多い中でも守備を立て直す必要がある。本田は基本的な守備のタスクはしっかりこなしているが、中盤のプレッシャーをかけるところでもう少し貢献が必要だろう。

 モンテレイ戦は後半からゴールの起点になったプレーをはじめ、ボールキープとパスで何度も見せ場は作った本田だが、自分がペナルティエリア内まで入っていく仕掛けやシュートはなく、終盤にペナルティエリア手前まで持ち込んだシーンも味方にパスしたところをカットされた。

 周囲とうまく絡んだ効果的なプレーも少なくはなく、消極的という見方はできないが、さらに縦に踏み込んでいくプレーが逆転ゴールにつながった可能性もある試合だった。

 そうした意識は日本代表にも共通するものがある。攻撃のリズムとスタイルは異なるが、タメを作るプレーに積極的な仕掛けを加え、流れの中からゴールに直結するプレーを増やしていくことが期待される。

(文:河治良幸)

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