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1000円カットQBハウスの上場が「期待外れの幕開け」となった理由

4/4(水) 9:00配信

現代ビジネス

 10分1000円のヘアカット専門店「QBハウス」を運営するキュービーネットホールディングスが東証1部に上場したが、公開価格を6%も下回るという厳しい船出となった。

 株価下落の直接的な原因は、投資ファンド主導の案件で、巨額ののれん代が重くのしかかっていることだが、それだけが理由ではない。

いつ上場してもおかしくなかったが

 QBハウスは10分1000円で洗髪なしというお手軽なヘアカット・サービスで知られる。当初は、時間を節約したいビジネスマンや外国人などを中心に利用者数を伸ばしてきたが、その後、同社の認知度が高まるにつれて、女性客も来店するようになり、客層が広がってきた。

 2017年6月時点におけるQBハウスの国内店舗数は532店舗、女性客を意識した単価の高い「FaSS」の店舗は10店舗、海外は117店舗となっている。フランチャイズによる店舗もあるが、多くは同社が直接運営する直営店だ。

 10分1000円のヘアカット・サービスは以前からよく知られていたことを考えると、もっと前に上場していてもよさそうなものである。実際、同社には上場の噂があったが、資本構成が何度も変わるなど経営体制が安定しなかった。

 QBハウスは、創業者である小西国義氏が1995年に前身となる企業を設立し、1996年に第1号店をオープンさせた。その後、順調に店舗数を伸ばしたが、2006年にオリックスが同社を丸ごと買収している。この買収は創業者から株式の譲渡を受けたものであり、当初はオリックス主導での上場が検討されていた可能性が高い。

 だが、オリックスは2010年に保有する株式をベンチャーキャピタルのジャフコに売却。今度は投資ファンドのインテグラルが2014年に同社を買収し、インテグラル主導でようやく上場にこぎ着けた。

 一連の買収は、買収先企業の資産やキャッシュフローを担保に資金を借り入れるLBO(レバレッジド・バイアウト)の手法を使って行われているが、これが上場後の株価を重くしている最大の原因である。

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最終更新:4/4(水) 10:50
現代ビジネス

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