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デニムが好きやねん! そう言い切る「ボンクラ」な大阪ブランド

4/8(日) 12:00配信

WWD JAPAN.com

 大阪に拠点を置く「ボンクラ(BONCOURA)」は、デニムを主力とするブランドだ。ディレクターはそごう・西武に約20年間勤め、現在モデルや古着キュレーターも務める森島久。同ブランドはジーンズ2型のみで2011年にデビューした。ブランド名は、デニム生地発祥の国であるフランス語の「ボンクラージュ(Bon Courage / がんばれの意味)」に由来する。森島ディレクターは「日本語のぼんくら、つまり『愛すべき馬鹿人間になりたい』という思いも込めています」と説明する。

デニムが好きやねん! そう言い切る「ボンクラ」な大阪ブランド

 こだわりの一つがメード・イン・ジャパンだ。今や日本デニムのクオリティーは世界が認めるところだが、日本製だからといって全てが無条件で素晴らしいわけではない。森島ディレクターは「僕の目で全てチェックしたいから、結果的にメード・イン・ジャパンになっています」と語る。モノ作りは工場なくしては語れない。信頼関係を築くためにも毎週、必ずどこかの工場に足を運んでいる。「『森島さんに言われちゃ仕方ないな……』、そう言ってもらえたら勝ち!」と豪快に笑う。愛車のトヨタ“プラド”の走行距離は34万km。「1回の出張で、だいたい700~800kmを走破します」。

 原綿の配合から関わり、旧式力織機で織られるデニム生地は1日に30m(ジーンズ10本分)しか作ることができない。リベット、フライボタン、ジッパーといった部材も全てオリジナルで日本製だ。ジーンズは、やや太めのストレートの“XX”(2万8000円)、自然なテーパードラインが美しい“66” (2万8000円)、針刺しタイプのシンチバック(尾錠)が付く“シンチバック” (3万円)、フロントがジッパーになった“Z” (2万8000円)の4型。東京ではメイデンズショップ(MAIDENS SHOP)やステップス(STEPS)、大阪ではロフトマン(LOFTMAN)などで販売されている。

 ビンテージというキーワードも「ボンクラ」を語るうえで外すことはできない。森島ディレクターは小学校高学年頃から、まだアメリカ村という名前で呼ばれる前の御堂筋西側エリアに自転車で通い、知識を深めたという。「ビンテージに“森島久”を入れることで『ボンクラ』になる、そう思っています。唯一、心掛けているのは、翌年になったら着たくないモノは作らない、ということ。経年変化が楽しめる服だけを作っていきたいです。ジーンズは、その最たる例」。

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最終更新:4/20(金) 10:33
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