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母が夫婦でお墓に入れない!葬儀に親戚を呼ばないことが思わぬ大騒動に

4/8(日) 21:10配信

ESSE-online

最近、「終活」という言葉が広がり、まだ元気なうちに死後に備えることへのタブー感はやや薄まってきましたが、遺族がショックを受け混乱しているお葬式の現場では、トラブルが起こりがちです。

葬儀の現場でよく聞かれる声をもとに、ありがちなトラブルの典型例や、その防ぎ方のポイントを、葬儀関連サービス企業でPRを務める高田綾佳さんが教えてくれました。

お葬式で親戚とトラブル…母が入るお墓がない!

「だれでもお葬式は不慣れなもの。なにげない選択が予期できないようなトラブルを招いてしまうことがあります」と語る高田さん。
「お葬式は、故人とその遺族に加え、参列者や葬儀業者など、第三者も含めると登場人物が非常に多いライフイベントです。さまざまな思惑が絡まって、思わぬ問題に発展することもあるのです」

今回は、行き違いがきっかけで、亡くなった実母がお墓に入れないという事態に陥ったAさんのケースを解説してもらいました。

●費用を抑えるため、家族葬、無宗教でのお葬式を選択

Aさんは都市部にすむ50代の主婦。夫とともに暮らす家で、10年以上介護にあたった80代の実母を見送りました。

大好きな母が亡くなったあとのことなど考えたくなかったAさん。ひたむきに介護してきましたが、別れはある日突然やってきました。

父が他界してすぐ母の介護に移ったため、Aさんはパートに出ることが難しい状況が続き、家にはお金の余裕がありませんでした。ソーシャルワーカーが紹介してくれた葬儀社とともに、金銭面を第一に考えながらお葬式の内容について検討していくことになりました。

「身内だけの小規模なお葬式にすれば費用はかなり抑えられる」というアドバイスをもとに、Aさんはお葬式にだれを呼ぶのか思案。母は地方から都市部に移ってきたため、母方の親戚は全員遠方に住んでおり、お車代だけでまとまった金額になることが予想されます。父方の兄弟や親戚はそもそも関係が遠く、長年連絡すら取っていません。

そこで、お金の負担に加えて、縁遠い親戚を大勢おもてなしする心の余裕もないことから、Aさんは母の兄弟と自分の夫・子ども夫婦だけが参列する家族葬で、ひっそりと送り出すことにしました。

その際、葬儀社からは「お坊さんは手配しますか? 菩提寺はありますか?」と聞かれましたが、母の信じる宗教も菩提寺もわからなかったため、無宗教の形式で行うことに。きちんと母が成仏できたのか少し不安になりましたが、お坊さんを呼ばないことで費用も抑えられ、なんとか支払える金額に落ち着きました。

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最終更新:4/8(日) 21:10
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