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小池栄子さん 私を成長させてくれるのは「働く場所」

4/17(火) 5:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

オンナの友情が長続きしないんです

「進学に就職、結婚や出産。そのたびに新しく友人もできるけれど、疎遠になってしまう人もいます。『今度ご飯しようね』なんて言いながら、何年もたってしまっている友人や、年賀状のやり取りだけになってしまった人も。なんとなく後ろめたさを感じつつ、忙しい毎日に追われ、時々モヤッとしてしまいます。」(Dさん、40歳、不動産)

●オンナの友情も、タイミングが大事

 「恋愛したてのときって、(恋愛)相手が遠くにいても、何分でも時間をつくって会いに行くじゃないですか。なのに女友達にはなかなかそこまですることは、ないんですよね」

 女友達にはいつでも会えると甘え、ついおろそかにしてしまう気持ち、よく分かります。

 「でも、無理してまで、友人と会わなくたっていいんじゃないかな。『こういう関係性でいなきゃいけない』って価値観を友人に押し付けるのは、お互い不健康な話ですよね」

 本当に芯の部分でつながっている友人なら、年に1回会えなくたっていいと話す小池さん。ご自身も、学生時代の友達はお互いのライフスタイルが違ってきてしまってなかなか会えないんだそう。

 「いつも『今度会おうね』と言ってるのに会えないと、相手にも申し訳ないし、(実行できていない)自分に落ち込んでしまうこともあります。でも最近、2年くらい会えていなかった友人が、人づてにチケットを取って舞台を観に来てくれて。そのことをきっかけにまた会うようになったんです」

 その時「離れていた時間は、お互いにとって必要だったんだ」、と気付いたんだとか。

 「オンナの友情も、タイミングなんだなって。会う時期が来たら、きっとまた会えると思いますよ」

●これ以上、年を取りたくない!

「年を取るのが怖いんです。会社では、重要な仕事も任されるようになってきた。でも、若い後輩はミスも笑って許されるし、困ってるとすぐ周りの男性が手伝ってあげたり。なんだか私より後輩と話している人たちのほうが楽しそう……。もちろん、『若いこと』だけがよいわけではないけれど、年を取るのが嫌になります。」(Eさん、26歳、商社)

●ミルフィーユみたいに年を「重ねる」と言ってみよう

 「そんなこと、気にする必要ない! 男性の発言や行動に一喜一憂する必要なんて、全くない。それよりも、自分は『若い人たちよりも経験がある』ということに誇りを持ってほしいですね」

 でも実は小池さん、「若いほうがいいな、年を取りたくないな」と20歳くらいまで思っていたんだそう。

 「30歳になった頃に、周囲に『もう30歳。オバちゃんになっちゃった』と言ったことがあって。その時、ある先輩に『女性が自分でそう言うのはみっともない』と言われて、恥ずかしくなったんです。自分で自分のことを『オバちゃん』だと言った時点で、老いを認めることになるんだ、って」

 一つ年を取ったということは一つ経験を重ねるということ、と語る小池さん。

 「だから、年を『取る』、ではなく、年を『重ねる』と言いたいですね。ミルフィーユみたいに。周りの輝いている先輩方を見ていると、年を重ねていくことはとっても楽しみ。皆さん経験を積んで、どんどん良い顔になっていますから。私も自然体で年を重ねたいですね」

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 私たちは社会に出てたくさんの女性たちと知り合い、そのたびに少なからず影響を受けながら生きてきたのではないでしょうか。

 小池さんはインタビューの最後に、「『働く場所』では色々な出会いがあるし、その出会いから学ぶことも沢山あります。私にとって働くということは、自分の人生を豊かにしてくれることなんです」と語ってくれました。

 働く中で、女性同士、時に人間関係が「面倒だな」と思うこともあるでしょう。と同時に、多くのことも学んできたはずです。お互いの存在を尊重し合い、相手の目線にも立ってみる。そして、もっと私たち女性は「自分の心」に素直に生きてもいいんじゃないかな―― いつまでも続けていたくなるような小池さんとの女子トークの中で、そんなふうに感じたのでした。

<プロフィール>
小池栄子さん
女優。1980年生まれ、東京都出身。舞台やドラマ、バラエティーに経済番組と活躍の場を広げている。4月16日(月)夜10時スタートのドラマ「ヘッドハンター」では、優等生ヘッドハンター・赤城響子役を演じる。

ヘアメイク/山口公一 スタイリスト/えなみ眞理子 衣装協力/ヨウジヤマモト プリュス ノアール

聞き手・文/尾崎悠子 写真/小野さやか

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