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渋谷すばるだけじゃない、“アーティスト病” ジャニーズタレントの個性の出しかた

4/21(土) 16:00配信

週刊女性PRIME

 先日行われた記者会見で、関ジャニ∞からの脱退と、12月末のジャニーズ事務所退所を発表した、渋谷すばる。

 会見では脱退の理由について、自身が目指す音楽の追求のためと語った。退所後は海外に拠点を移し活動する予定だという。

「すばるは、ザ・ブルーハーツ時代から甲本ヒロト(現クロマニヨンズ)が大好き。関ジャニでのパフォーマンスも、ヒロトを思わせるような動きや歌い方をすることがありました」

 と、ジャニーズ事情に詳しいテレビ誌記者は言う。

「関ジャニもバンドをやっていて、すばるがメインボーカルをつとめる曲も多いですが、彼の思い描くロックとは、年を重ねるごとにかけ離れていったのではないでしょうか。個性の強いボーカルスタイルは、グループアイドルとしては、ある意味“浮く”。はた目にも、模索している様が感じられる時期もあったと思います」(同記者)

アーティスト志向のジャニタレ

 アーティスト志向が強いあまり、時に“アーティスト病”とされるジャニーズタレントは、渋谷だけではない。ある芸能ジャーナリストは言う。

「たとえばKinKi Kidsの堂本剛はそうですよね。彼の場合もやはり、自分の音楽の表現方法を突き詰めるあまり、何かに迷っているのではないかという時期もありました。それを、ENDLICHERI☆ENDLICHERI(エンドリケリー・エンドリケリー)といった別名義によるソロプロジェクトを立ち上げ、ファンクミュージックや、自身のルーツである奈良について掘り下げていくことで昇華させていった感はあります。

 光一は光一で、自身の舞台表現を突き詰めていくぶん、お互いに理解し合いながらソロ活動を進めることができる関係性だった。その後もキンキと並行させながら、定期的にソロ活動も行い、5月からはソロツアーも予定されています」

 元KAT-TUNの赤西仁もそれに近いと、前出の芸能ジャーナリストは言う。

「彼は当時、流行していたEDM系のダンスミュージックへの思い入れが強かった。デビューしてまだ日がたたないころにいきなり留学するなど、もともと独自の歩み方をする傾向がありました。

 脱退前の楽曲には、赤西のソロパートが異質な感じがあって、『やりたいこと』をグループ内で出していたものの、結局、渋谷すばると同じ脱退という道を選んだ。

 基本的には“好きなことをやったほうがいい”という、ジャニーさんの考えのもとでの行動だと思うのですが、アイドルグループのメンバーであることのギャップとジレンマを抱えながら活動するタレントは少なくないと思います」

 音楽的志向を追求するばかりではないが、ジャニーズのグループ内で自己表現が強そうなタイプとして、この芸能ジャーナリストは、こんな名前をあげる。

「Sexy Zoneの菊池風磨や、A.B.C-Zの戸塚祥太には、そんな雰囲気を感じます。バンドで言うならTOKIOで、最もアーティスト志向が高いのが、リードボーカルの長瀬智也。彼の場合は、TOKIOの楽曲を作詞作曲していますが、何より考えが内向的にならないところが、こじらせない大きな理由ではないかという気がします。

 リーダーの城島茂などは、気持ちよくギターがプレイできれば、環境にはこだわらないタイプ。グループ全体の雰囲気や、メンバーの位置関係などが絶妙だから、あまり浮いた存在となるメンバーが出にくいのではないでしょうか」

 もともとの性質と、グループ内の関係性。それが、グループアイドルの活動と並行しながら自身の個性をうまくアウトプットしていく秘訣なのかもしれない。

<取材・文/渋谷恭太郎>

取材・文/渋谷恭太郎

最終更新:4/21(土) 16:00
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