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【新潮45】なぜボクシングは世界チャンピオンでも食っていけないのか? 亀田興毅×内山高志「レジェンド王者」対談

4/21(土) 7:40配信

デイリー新潮

 村田諒太が初防衛を果たす一方、連続KO記録の更新を目指した比嘉大吾は計量失格で王座を陥落するという悪夢に見舞われた。そんな何かと騒がしいボクシング界に、世界王座11度防衛の「ノックアウト・ダイナマイト」と、復帰戦を5月に控えた「浪速の闘拳」が物申す! (以下、「新潮45」2018年5月号より転載。)

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 対談が行われた3月13日、日刊スポーツの1面には〈亀田 現役復帰〉〈ガチ!!  ライセンス再申請〉の文字が躍っていた。その後、亀田は5月5日に1試合限定の復帰戦を行うと発表。注目の対戦相手は、彼がプロ初黒星を喫したタイの元世界王者・ポンサクレックだった。

内山 現役復帰か……。本当に思い切ったね。
亀田 いやいや、めっちゃ大変ですよ。いざ本格的にトレーニングを再開したらほんまにしんどくて、ちょっと後悔してますもん。何しろ、体重を測ったら62キロ。引退してから筋トレに手を出して身体がごっついデカくなってたんです。
内山 僕がいま64キロだから、ほとんど変わらない。復帰戦はバンタム級だから、あと8・5キロ落とさないといけないわけだ。
亀田 ええ、きついですね。
内山 スパーリングも始めたの? 
亀田 4ラウンドやっただけでフラフラでした。
内山 そうか。でも、復帰を宣言したってことはやりたいんでしょ、試合を? 
亀田 そうですね。これだけ世間を騒がせたボクサーなのに、最後は海外の試合で人知れず引退してしまった。ボクサー・亀田興毅としてまだ死に切れていないという後悔があるんです。だから、わがままは承知の上で、あと1回だけ日本のファンの前でリングに上がらせてもらって完全に幕を下ろしたい。棺桶の蓋をきちんと閉じたいと思ってます。
内山 なるほどね。それにしても、復帰宣言でスポーツ紙の1面を飾るんだから流石だよ。
亀田 現役から2年半も遠ざかっていた自分のことを取り上げてくれるんだから、ありがたいことやと思います。でも、ボクシング界全体を考えたらさみしい部分もある。
 自分だけでなく、もっと現役の選手が注目されてほしい。自分の復帰戦を利用して、ボクシング界を盛り上げてほしいという思いも強いですね。

 内山と亀田は年齢こそ7歳違うが、共に2000年代を代表する世界チャンピオンとして脚光を浴びる存在だった。2人はお互いをどう見ていたのか。

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最終更新:4/21(土) 9:01
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