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かゆみの原因が判明

4/22(日) 8:11配信

ライフハッカー[日本版]

その裏には複雑なメカニズムがありました。

「かゆみ」というのはどうにもこうにも困ったものですが、実は皮膚に対するダメージを防ぐ大切な役割を担っています。ただ「かゆい」という感覚がどのように引き起こされるのかは、科学者たちの長年の研究にも関わらず、これまで解明されていませんでした。特に皮膚への接触で、かゆみを引き起こす接触と引き起こさない接触がある理由は謎に包まれていました。

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しかし、マウスを使った最近の研究で、かゆみが発生しているとき体内で何が起こっているのかが明らかになりつつあります。Scienceに発表されたこの研究成果は、慢性掻痒(強い痒みが多発する疾患)に悩む何千人という患者の治療の突破口になるかもしれません。

有毛皮膚への刺激

そもそも、かゆいという感覚は何がきっかけで起きるのでしょう? 通常は有毛皮膚に軽い接触があった際に起こります。この感覚により、私たちはかゆみの元となっている部位へ手を動かし、掻くことでかゆみを取り去ろうとします。深く意識して行っている行動ではありませんが、この行動にはちゃんと意味があり、外部環境の物質や昆虫・寄生虫などから皮膚を守る役割を果たしています。

例えば「蚊が腕にとまって、むずむずして、かく」というシナリオを思い浮かべてもらえれば分かりやすいかもしれません。手をその場所にもっていくことで、皮膚に接触してかゆみを引き起こしている原因(=蚊)を妨害して、皮膚へのダメージを防いでいるわけです。体って、つくづくうまくできていますよね。

ただ、ここで不思議なのは、有毛皮膚へのすべての接触がかゆみを引き起こすわけではないという点です。例えば洋服などは常に皮膚に接触していますが、体がかゆくなることはありません。つまり体は、なんらかのアクションが必要な接触を「かゆみ」として認識し、その他多くの重要でない接触については「かゆみ」として認識していないわけですが、その選別はどのように行われているのでしょう?

今回の研究の重要性はこの点に関して手がかりを得たことにあります。研究によると、脊髄にある「抑制性脊髄介在ニューロン」の分集団である特別な細胞群が、皮膚と脳の間のゲートウェイとして機能していることが分かりました。これらの抑制性細胞が、かゆいという感覚が脳に送られるのを許可したり、阻害したりしているのだそうです。

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