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安倍晋三、麻生太郎に連敗中 慶応高校の神童は、大人になってどうなったのか?

4/23(月) 7:00配信

文春オンライン

 公文書改ざん、口裏合わせ、首相案件、日報隠蔽などで安倍晋三総理の続投を危ぶむ声が自民党内からも出ている。永田町ではポスト安倍の名前がチラホラ上がっているが、その有力候補の1人に、石破茂がいる。

【写真】慶應高校出身の国会議員は30人も。

 石破は慶應義塾高校(1975年卒。以下、カッコ内は卒業年)から慶應義塾大法学部に進んだ。同校は塾高と呼ばれている。

「うちにはものすごい神童はいるけど、変なのも多い」

『神童は大人になってどうなったのか』 (太田出版)で神童を探しているとき、塾高OBから、「うちにはものすごい神童はいるけど、変なのも多い」と言われた。実際、中学(慶應普通部、慶應中等部)、高校(ほかに慶應志木)受験ではかなりの難関校であり、中学は偏差値65以上、高校は70以上となっており、秀才、天才が集まる。リスペクトを込めて慶應神童と呼ぼう。もちろん、石破もその1人として。

 石破茂が総理候補に名前があがったのは、今回が初めてではない。2012年の自民党総裁選に立候補しており、自民党員による地方票獲得数では安倍晋三に勝っていた。しかし、自民党議員の票は集められず、天下取りはかなわなかった。

 石破は2008年にも総裁選に挑んでいる。このときも麻生太郎に負けており、学習院高等科(=麻生太郎)、成蹊高校(=安倍晋三)に、慶應神童は連敗中である。

「自分は嫌われ者」ゆえ

 なぜ、石破は勝てないか。

 2017年の都議選で自民党が惨敗したとき、石破はブログで身内を「乗っている者同士が責任の押し付け合いや犯人捜しなどしている場合でない」「挙党体制というものが一切の意見や批判を許さないことと同義ではない」(2017年7月7日)と批判する。当然、党内には石破への怒りの声が渦巻いた。なるほど、石破自身が認める「自分は嫌われ者」ゆえ、党総裁=総理になれないのかもしれない。

 なお、2008年の自民党総裁選では、もう1人、慶應神童が立候補している。石原伸晃(1976年)。党幹事長にまでなったが、総理への道は、石原がなにか発言するたびに遠のいていく。「福島原発第一サティアン」「最後は金目でしょ」「胃ろう患者は寄生したエイリアンみたい」「脱原発は集団ヒステリー」。これほどに軽いと党内で支持は集まらない。

 どういうわけか慶應神童政治家のひとことはハレーションを起こしてしまう。

 外務大臣の河野太郎(1981年)である。河野は他国に北朝鮮との国交断絶を呼びかけるようなことを言ってしまう。北朝鮮が核実験の準備をしている旨の発言では、中国外務省から「足を引っ張ることのないように望む」と怒られてしまった。

 また、河野はアメリカ・トランプ政権の新核戦略「核体制の見直し」において核兵器の先制使用も辞さないという政策に、「高く評価する」との談話を発表してしまう。国内の被爆者団体から総スカンを食らった。

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最終更新:4/23(月) 7:00
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