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米メディアも絶賛の嵐、小平智「奇跡のツアー初優勝」がもたらすもの

4/23(月) 7:41配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

「サプライズ!」
「6打差からの大逆転は、本人も驚く劇的な勝利」

【写真】イ・ボミ、鈴木愛ほか「女王を狙う女子プロ」ギャラリー

 日本の小平智が、RBCヘリテージ(4月12日~15日/サウスカロライナ州)でPGAツアー初勝利を挙げると、アメリカの各メディアではそんなヘッドライン(見出し)が一斉に並んだ。

 アメリカではほぼ無名に近い小平ゆえ、その大逆転劇はことさらビッグニュースになったのかもしれない。多くのメディアで小平の経歴や人となりが大きく報じられ、そのプレーぶりも細かく紹介された。そして、その評価はおおむね好意的なものだった。

 最も評価されていたのは、ショットの精度だ。4日間のフェアウェーキープ率が75%で4位。パーオン率は68.1%で7位。しかも、そのグリーンを捉えたショットのピンまでの距離が平均約9mで、これが全体の第1位だった。

 そうした数字を踏まえて、「最終日は悪天候が近づく強風の中で、『66』の好スコアをマーク。それは、小平のショット力の象徴」であると、各メディアで高く評価された。

 加えて、「アメリカでは知られていないが、日本ツアーでは国内メジャーを含めて通算6勝。その実力からして、この優勝もフロックではない。どんな悪天候でもボギーを多く打たない力は勝利に必要な条件。初日を除く3日間でボギーが少ないのは、勝ち方を知っている選手」と称えられ、さらに「前週のマスターズ28位を含めて、出場した過去3つのメジャー大会でもすべて予選を通過。今大会は、勝つべくして勝ったものだ」と絶賛する記事が多く見られた。

 また、その人となりについては、こう詳細に伝えられた。

「(小平は)礼儀正しい日本の好青年。昨年結婚したばかりで、伴侶となった(古閑)美保夫人は元ツアー選手。日本ツアーの賞金女王にも輝いており、彼女のサポートも大きい」

 アメリカのゴルフチャンネルでも、小平の特集を組んで大々的に紹介されていた。その結果、アメリカでも多くの人が、小平の存在を知ることになったに違いない。

 ちなみに、SNSでもたくさんの著名人からメッセージが投稿されて、ジャック・ニクラウス(アメリカ)やゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)など、往年の名プレーヤーたちも小平の勝利を祝福。彼らがそのプレーぶりを評価しているのだから、なおさら栄誉なことと言える。

 この勝利によって、小平が得るものも多い。まずは、PGAツアーメンバーになる資格を得て、2年間のシード権も獲得した。小平はすぐさまその資格を行使する意思を表明したので、今季はツアーメンバーとして、来季の2018-2019年シーズンと翌2019-2020年シーズンは、シード選手としてフル参戦することができる。

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