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「大谷翔平はセンスが抜群だ。スプリットならNo.1」/エンゼルス・マルドナード捕手インタビュー

4/25(水) 16:01配信

週刊ベースボールONLINE

ザック・グレンキーのように

 エンゼルスで大谷翔平とバッテリーを組むマーティン・マルドナード捕手のインタビューをお届けする。

 マルドナードは1986年8月16日、プエルトリコ・ナグアボ出身。地元高校を卒業後2004年ドラフト27巡目でエンゼルスに入団。2007年1月にエンゼルスを解雇され、ブリュワーズ入り。11年9月3日にメジャー・デビュー。ブリュワーズではジョナサン・ルクロイ(現アスレチックス)の控え。

 16年12月にトレードでエンゼルスに移籍。昨季はエンゼルスの正捕手として138試合出場、打率.221、14本塁打、38打点。盗塁阻止率39パーセントの強肩で、ゴールドグラブ賞を受賞。183センチ、104キロ。右投右打。

――大谷が本拠地エンゼル・スタジアムでのデビュー戦となった現地時間4月8日のアスレチックス戦で、7回1安打、無失点、12奪三振の快投を演じて2勝目を挙げました。何が良かったのでしょうか。速球ですか、スプリットですか?

マルドナード 両方良かったと思う。速球のコントロールが定まらなければ、スプリットの効果はない。速球が良かったから、打者はスプリットに手を出してしまう。打者にはプレッシャーがあったと思う。

――全体的な印象はどうだったでしょう。

マルドナード すごく印象的だった。前回の登板(4月1日、メジャー初登板のアスレチックス戦)でも、マウンドさばきは素晴らしかった。1球、1球が良かったよ。

――7回一死からマーカス・セミエンに左前打を許すまで完全試合を続けていました。

マルドナード セミエンにはカウント2ボールになって、3球目を安打されてしまった。その後に四球を与えて一死一、二塁としてしまったけれど、その後、(四番のクリス・デービスを)投ゴロ、(五番のマット・オルソンを)空振り三振でピンチを切り抜けた。冷静さを忘れずにピッチングができる能力は、本当に印象的だった。

――イニングを重ねるごとに球速が増してきたような気がします。

マルドナード それは感じた。(昨年の12月に)エンゼルスの入団が決まったときに、早速、日本時代の彼のピッチングのビデオを送ってもらって自分なりに彼を研究した。そのときから(試合後半に向けて球速が増していく)可能性はあると、楽しみにしていたよ。

――これまでメジャーで多くの投手の球を受けてきたと思いますが、大谷を見て誰か思い出す投手はいますか?

マルドナード 翔平ほどの投手だったら、(2011年と2012年途中まで)ブリュワーズで一緒だったザック・グレンキー(現ダイヤモンドバックス)かな? 球速に関しては違うけれど(大谷のほうがグレンキーよりも速い)、2人とも投手としてのセンスが抜群で、どんなカウントでもあらゆる球種を投げることができるからね。スプリットなら翔平がNo.1だと思うよ。

取材・構成=樋口浩一 写真=Getty Images

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