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“バイエルン一強”のブンデスリーガは面白い? ドイツ人ファンが吐露した不満と改善案

4/26(木) 16:50配信

Football ZONE web

今季も5試合を残し6連覇達成、前半戦を終えた時点で優勝は既定路線

 ブンデスリーガは今、バイエルンの“一強時代”だ。今季も第29節で、5試合を残して優勝を決めた。

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 序盤こそつまずきがあったものの、シーズン途中でカルロ・アンチェロッティに代わってユップ・ハインケスが監督に就任した後は、どんどん安定感を取り戻して勝ち続けている。前半戦が終わった段階で、優勝戦線は既定路線となった。

 これでバイエルンは6連覇。優勝後の控えメンバー中心で試合に臨んだ第30節ボルシアMG戦でも5-1、一発勝負で何があるか分からないはずのDFBポカール準決勝ではレバークーゼンを6-2で一蹴だ。この状況はなんとかならないのか――なんともならないのだ。バイエルンの代表取締役を務めるカール=ハインツ・ルンメニゲは、「バイエルンファンは今、パラダイスにいるようなものだ」とホクホク顔で語るほどだ。

 果たして、今のブンデスリーガはドイツ人ファンにとってどこまで魅力的なのだろうか。そのあたりを、私の周囲にいる友人たちにいろいろと尋ねてみることにした。

 まず、昔のチームメイトであるシュテファン(仮名)は不満を吐き出してきた。

「本来、僕はカイザースラウテルンのファンなんだ。でも今は3部リーグ降格間近。1部リーグのチームで言えば、ドルトムントを応援しているよ。昔はそれこそ全試合の結果に一喜一憂して熱狂していた。でも、最近少し冷めた気持ちになる時もあるんだ。その理由の一つは、試合時間がバラバラになったことがあると思う。金曜日に土曜日、日曜日。今季はさらに月曜日まで……。こっちはスケジュール調整が難しくなる一方だ。ごちゃごちゃしているし、ファンをなんだと思っているんだ」

議論呼ぶ月曜開催、放映権で潤うのはトップクラブばかり

 なるほど、試合日についてはいろいろなところで議論を呼んでいるようだ。

 今年からUEFAヨーロッパリーグ出場チームの負担を減らすために、年間5節で月曜日に1試合を開催するようにしたが、これが大不評。最初に行われた2月19日の第23節フランクフルト対RBライプツィヒの一戦で、ハーフタイムにフランクフルトファンがテニスボールを大量に投げ込む抗議のアクションをしてから、これが恒例になってしまった。

 4月16日の第30節マインツ対フライブルク戦では、トイレットペーパーが投げ込まれた。もっとも事前に連絡がいっているので、整理人はごみ箱を片手に黙々と片付ける。スタジアム中で起きる彼らへの拍手までがワンセットだ。

 そういえば、このマインツとフライブルクのファンは、「土曜日15時30分ブンデスリーガ+焼きソーセージ+ビールが俺たちの日常」だとアピールしようと、空いた土曜日にスタジアムでファン同士の試合を開催。これには、他クラブのファンからも賛辞の声が上がっていた。

 試合日を分けることは選手の負担どうこうというよりも、テレビ放映権収入が絡んでいるのはみんなが分かっていること。これについては、私の教え子であるルイスが噛みついた。

「俺が言いたいのはTV収入をフェアに分けてほしいということだね。トップクラブが収入をどんどん増やしていくんじゃ、差は開く一方だよ。このあたりは、もっとアメリカのプロスポーツから学べると思うんだ」

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最終更新:4/26(木) 17:20
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