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湘南MF梅崎、10年過ごした埼スタに涙の帰還 「想像していなかった」浦和“7番”の歓迎

4/29(日) 11:41配信

Football ZONE web

今季湘南に移籍し初の古巣対決 「違和感しかなかった」

 赤の背番号「7」ではなく、黄緑の背番号「7」として埼玉スタジアムにやってきた。湘南ベルマーレの元日本代表MF梅崎司は、昨季まで10年在籍した浦和レッズとの古巣対決で試合終盤に途中出場。試合後に浦和サポーターに挨拶をすると、温かい声援に涙ぐんだ。

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 梅崎は今年に入ってから湘南への完全移籍が発表されたため、サポーターに直接移籍を報告することはできないでいた。1月に自身の著書が発売となった際のイベントをさいたま市内の書店で行い、その時には100人以上の浦和サポーターが駆けつけて、涙ながらに移籍を報告したことはある。しかし、この日の来場者数は3万3000人を超えるもの。その心残りは、試合後に「自発的なもの」という場内を一周しての挨拶に表れた。

 そもそも、10年間ホームスタジアムとして戦ってきた埼スタにアウェーチームとして来ること自体が新鮮で、特別なことだった。ここではホームとアウェーのロッカールームは、全ての向きが反対に設計されている。そうした環境に「違和感しかなかったですね(笑)」と振り返る。何しろ「大分(トリニータ)の時に一度来ましたけど、ずっと昔のことで覚えていなかった」というくらいだ。ウォーミングアップのピッチに出た時点で、「入った瞬間に、何か懐かしい感じと変な感じが入り混じってね」と苦笑いするしかなかった。

 試合は、湘南が1点をリードして試合終盤を迎えた。攻撃的な選手だけに、梅崎の出番はないかに思われた。それでも、残り5分でベンチに呼ばれたのは梅崎だった。湘南の曺貴裁監督は、その投入にあたっての意外な一幕を試合後に明かした。

スタンドに多く掲げられた浦和の“背番号7”に感激

「代わる時に『すいません、気を遣ってもらって、出してもらって』と言われたので、『そんな余裕ねーよ』と(苦笑)」

 ピッチに入った梅崎は、チームの勝利のことだけを考えてプレーした。ドリブル突破やシュートといったゴールに絡むことが持ち味だが、「何かを見せたいというよりも、状況ですよね。1-0でリードしていて、押し込まれている。ハードワークして味方を助けること、プレッシングのスピードをチェンジすること。自分を出すよりも勝利のためにプレーすることでした」とプレーを振り返った。そして、湘南は1点リードを守り切った。

 場内を回っている最中、梅崎の目に飛び込んできたのは「想像もしていなかった」ものだった。浦和のサポーターによって、赤い背番号「7」のユニフォームが多く掲げられていたからだ。

「こみ上げるものがありました。直接、挨拶をしたわけでなかったので。これだけ僕のユニフォームを持ってきてくれている方がいて、頑張れという言葉をもらって、特別な感情がありました。挨拶をしてなかったこと、目と目を見て挨拶ができた瞬間になった。離れてもこれだけたくさんの声、声援をいただいて、ユニフォームを掲げてもらって。純粋にこみ上げるものがありました」

さらに、負傷により長期離脱した際に掲げられた「梅、待ってるぜ」の横断幕を手渡された一幕もあった。浦和時代、この横断幕について「どれほど励まされたか」と話していた思い出深いものだ。元よりこうした心遣いに感激することを隠せないタイプだけに、梅崎が涙ぐんでしまうのも自然なことだった。

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最終更新:4/29(日) 12:15
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