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野田聖子氏 「日本初の女性宰相」への意気込みを語る

5/2(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

古谷:完全な男の世界といえば、財務省の事務次官がテレビ朝日の女性記者へのセクハラで辞任する騒ぎが起きました。事務次官を擁護するかのような麻生大臣の発言も問題になった。

野田:ハラスメントにはパワー、モラル、セクシャルの3つがあります。セクシャルの場合、被害者は基本的に女性です。でも、被害者になる側の人間が国会にはほとんどいない。とくに男性が多い国会と霞が関はセクハラに対する意識は遅れていると実感します。

 社会を作っているのは男女半々。だけど、この政策決定の場所である国会と霞が関は、9:1で男性。おのずと、女性が主体となる大切な仕事は後手後手に回る。去年、「強姦罪」が「強制性交等罪」(*)へ改められたけど、刑法改正は110年ぶりのことなのよ。

【*法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げ、起訴するのに被害者本人の告訴が必要となる「親告罪」規定が削除された。なお、女性に限定されていた被害者に男性を含め、性交類似行為も対象とした】

 10人の会議で、9人が賛成で1人が反対しても声は消されてしまう。それは男性でもそうだと思う。

古谷:本当の民主主義だったらその1も尊重するべきなんでしょうけども。さっき野田大臣が言った鉄の塊を打破するのは、宰相に女性が就く以外に解決方法がないのでは?

野田:私が25年やってきての結論はそれですよ。

古谷:それはこの9月に行われる自民党総裁選に出馬されるおつもり、と受け止めてもいいんですよね?

野田:そうなりますね。総裁選は、党員ひいては国民に政治理念や政策を訴える貴重な場です。2015年の総裁選では、その機会を鉄の塊を牛耳る一部の権力者が奪ってしまった。だからこそ、次の総裁選はがんばらなくては、と考えています。

古谷:大臣が日本初の女性宰相になった暁には、鉄の塊はどうなるのでしょう。

野田:私がイチから作り直します。コンテンツもメンバーも異なる新しい中枢にしたい。これまでとはまったく色の違う塊を作りたいと思います。

古谷:ほぉ、新しい仲間ですか。そのメンバーは誰?

野田:まだ内緒よ(笑)。

【PROFILE】野田聖子(のだ・せいこ)/1960年生まれ。福岡県北九州市出身。祖父は野田卯一(元経済企画庁長官)。ミシガン州ジョーンズヴィル・ハイスクール卒。上智大学外国語学部卒。1983年、帝国ホテル入社。岐阜県議を経て、1993年、衆院選(旧岐阜1区)にて当選。小泉内閣で郵政大臣、安倍内閣で総務大臣に。現在は、次期首相候補の一人。

※SAPIO2018年5・6月号

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