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男子学生が選ぶ「就職人気ランキング」

5/2(水) 6:00配信

東洋経済オンライン

 売り手市場でも大企業への就職は狭き門だ。

 リクルートワークス研究所が発表した2019年卒大卒求人倍率調査によると、全体の求人倍率は1.88倍と昨年の1.78倍を上回り、企業の求人に対して学生の就職希望者が少ない「売り手市場」の状況がさらに進んでいる。

男子学生が選ぶ「就職人気ランキング」

 しかし、従業員5000人以上の大企業に目を向けて見ると、その求人倍率は0.37倍で、求人に対して就職希望者が殺到する状況は続いている。昨年は0.39倍だったので、むしろその状況は悪化しているといえるだろう。範囲を従業員1000人以上に広げてみても0.70倍という数字。売り手市場になると、「大手企業へのチャンスが広がる」と考える就活生が採用増以上に増え、その結果、さらに競争率が高まる現象が起きている。

■大手企業の競争率はなお高水準

では就活生はどんな企業に人気が集まっているのか。4月20日配信の「学生2万人が選ぶ『就職人気ランキング 』 300社」で、売り手市場の中、就活生に人気になっている上位300社を紹介した。同時に男女別、文理別といった、属性別のランキングも作成しているが、その中から男子就活生に絞った、「就職人気ランキング・男子学生版」の上位100社を紹介していきたい。

 このランキングは、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしたもので、調査対象者は、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録している学生だ。調査期間は2017年10月1日から2018年3月31日までとなっている。なお、ランキング表に2019年卒・前半の総合順位と、2018年卒・前半の男子順位を掲載している。

 結果を見ていこう。

 1位は日本生命保険だ。男子順位は一昨年4位、昨年5位と、毎回上位にランクインされていたが、今年はついにトップに躍り出た。「ひらけ、世界。ひらけ、自分。」をキーワードに採用広報を展開、国内だけでなく、グローバルビジネスについても、積極的な姿勢を明示している。さらに多様な働き方に対する前向きな姿勢や人材育成の方針などが男子学生に受け入れられたと思われる。

 2位はみずほフィナンシャルグループ。昨年の3位から1ランクアップしている。銀行については、採用数の削減方針が出される中、学生の反応が注目されている。しかし、今回のランキングでは、銀行離れはあまり見られなかった。その背景には、採用数を削減するとはいえ、いまだ採用規模は大きく、男子学生にとっては、なお選択肢に入っているのかもしれない。

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