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眠気を吹き飛ばす!オフィスワーカーに大人気の「食べるコーヒー」

5/6(日) 11:31配信

@DIME

 仕事中の眠気を吹き飛ばすには、コーヒーが一番だろう。物書き稼業で食っている筆者も、よくコーヒーを飲んでいる。

 ところが、困ったことがある。筆者は頻尿なのだ。情けない話だが、コーヒーやビールを飲むとすぐに便所へ行きたくなる。

 だから、あまりガバガバとコーヒーを飲むということはしない。そんな筆者のもとに、このような製品が届いた。

 食べるコーヒーである。

■「食べるコーヒー」を試食

 クラウドファンディング『Makuake』に出展中の『コーヒーピクセル』という製品がある。

 これはコーヒー豆を主原料とし、ココアバターを混ぜて加工した食品である。ココアバターを使っているから、チョコレートと言えなくもない。

 だが開発元は「食べるコーヒー」としている。裏側の表示を見ると、これ1個で33~50mgのカフェインが含まれているという。眠気を消し去るには十分の量だ。

 コーヒーピクセルの開発者はラトビアの企業であるが、今回はMakuakeへの出展を実行した日本販売代理店から試供品を送ってもらった。早速開封してみよう。

 見た目は小さいサイズの板チョコそのものである。「ピクセル」という名前の通り、ひとつひとつの区切りが非常に小さい。

 お菓子として見ればかなり物足りないが、先述の通り相当量のカフェインが配合されているので、これ以上サイズを大きくする必要はない。

 暖かい気候のためか少し溶けているコーヒーピクセルを折り、口に入れる。途端、舌を圧迫するような濃厚な苦味が広がった。

 ここで言う「苦味」とは単なる「苦い味」とはまた違う。これは紛れもなく、コーヒーの味わいである。だが液体に抽出したものよりも濃く、それゆえに重みが利いている。

 しかし不思議なもので、時間が経てばその苦味がほんのりとした甘味に変わっていく。従って、後味はかなりいい。最初は少し驚いてしまったが。

 これは、嫌でも眠気を吹き飛ばすことができるだろうとも感じた。

■コーヒーと人類
 コーヒーは長らく「イスラム教徒の飲み物」として認識されていた。アラビア地域での普及が、ヨーロッパよりも早かったからだ。

 17世紀初頭、コーヒーを飲んだことのあるヨーロッパ人はせいぜい冒険商人くらいだった。それが17世紀末になると、都市部のあちこちにコーヒーショップが見られるようになる。まるまる100年かけてコーヒーが大衆に普及した、ということだ。

 第231代ローマ教皇クレメンス8世は、熱狂的なコーヒー党だった。しかし当時、コーヒーは異教徒の邪悪な飲み物という烙印を押されていた。そこでクレメンス8世は、コーヒーに洗礼を授けてキリスト教徒に改宗させた……という伝聞に近い逸話もある。ちなみに、この人物は地動説を唱えた哲学者ジョルダーノ・ブルーノを磔台に送ったことでも知られている。

 教皇の尽力の甲斐あり、コーヒーが地動説よりも早くヨーロッパで受け入れられたのは事実だ。国や宗教を問わず、人々は手軽な活力剤を求める。

 アメリカは「コーヒー党の国」といわれている。それはイギリス植民地時代に発生したボストン茶会事件がきっかけといわれているが、アメリカの場合はもっと現実的な事情があった。

 1860年のアメリカ大統領選挙に当選したのはエイブラハム・リンカーンだが、そのニュースをワシントンDCからカリフォルニア州まで伝えるのに、当時はどうしたか。パナマ運河はまだ存在しないから、海路で西海岸へ行こうと思ったら数か月はかかる。だから有線通信が敷かれている地域まではモールス信号を使い、その先は早馬を走らせる。当時のアメリカ中西部は、まだ原住民居住地だった。

 西海岸へリンカーン当選の報が届いたのは、発表からまるまる1週間後。早馬の騎手は昼夜を問わず荒野を走り抜けたのだ。、眠気覚ましのコーヒーは欠かせないものだったであろう。

 19世紀のアメリカ人の多くは、どこまでも広がる未開拓地を旅した。コーヒーがなければやってられない、というのが本音だったのだ。

■ここ一番の頑張りのために

 だが、活力飲料が必要とされるのは現代でも同じだ。

 コーヒーピクセルの食べ方をここで提案するなら、「少しずつ舐めるように口にする」という感じだろうか。味やカフェイン含有量からして、この食品はあまりたくさん食べられるものではない。熱い紅茶と一緒に口に入れるものだ、と筆者は感じている。

 冷凍庫の端にひとつ忍ばせておきたい。そんな食品だ。

 ただ、筆者としてはもう少し味にバリエーションがあってもいいのではとも考えている。現在2種類が用意されているが、今後は新しいフレーバーを入れたバージョンも期待したい。

 Makuakeでの資金調達は順調だ。残り期限65日の時点で、目標額30万円に対し48万円分のプレオーダーが集まっている。

 ここ一番の頑張りを求めるのなら、確かにこのコーヒーピクセルは役立つはずだ。

取材・文/澤田真一

@DIME編集部

最終更新:5/6(日) 11:31
@DIME

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