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記者のセクハラ・パワハラ問題 世代間ギャップはなお歴然

5/13(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 世界的ムーブメントになっているセクハラ被害体験の告白と共有を促す「#MeToo」については、日本でも盛んに報道されてきた。その論調はおおむね、立場を利用したハラスメントは許されないというものだったはずだ。ところが、それらを報じてきた記者が「被害者」として声を上げると、マスコミから発信される言葉の歯切れが突然、悪くなった。ライターの宮添優氏が、記者がセクハラやパワハラを受けながら報じるニュースは、誰にとってのニュースでありスクープなのかを考えた。

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「セクハラやパワハラの記事を、セクハラやパワハラを受けながら書く……。冗談みたいな話ですがこれが事実です。誰もがテレ朝記者を心の中では称賛している。でも表立って言う人はいない」

 大手新聞社に所属する、都政担当の女性記者・町田由美さん(仮名・二十代)が打ち明ける「セクハラ・パワハラ」の実態は、マスコミの内側、とりわけ大メディアの「ダブルスタンダード」を示している。セクハラ・パワハラが世界的に問題視され、我が国でもやっと認識され問題視されている世論とは真逆をいくものだ。

「警察や省庁の幹部には中年男性が多いので、気を許してもらいやすいだろうと若い記者が担当になります。とくに、大学を出たての一年生記者に女性がいたら、たいてい番記者になります。とくにテレビ局は露骨にそういう選別が行われています。そして、取材対象者の要請があれば、深夜だろうが休日だろうが呼び出される。出かけてみるとただの酒席で、テレ朝記者のようなセクハラを浴びることも、よくあります」

 町田さん自身も、記者一年生時代には某省庁幹部の「番記者」を拝命し、朝から晩まで、幹部の行く先々に同行し続けた。セクハラ的な言動は日常茶飯事だったが、それを上司に相談したことだって、一度や二度ではなかった。しかし……。

「上司からは“それくらいに耐えられなくて記者失格”と訴えを退けられました。セクハラを受けようが、それに耐えてネタを取ってこいと。それができないなら(閑職である)くらし担当、芸能担当にでも異動しろ、というわけです」

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