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沢村賞の才能秘める広島・岡田明丈。異常に低い被打率を誇る球質とは?

5/14(月) 12:21配信

Number Web

「ただ立っていればいいわけではないと思う」

 のほほんとした印象もあるが、野球人としての探究心は強い。

 スコアラーが持つ映像データを自分のパソコンで確認。自分の感覚と客観視したイメージをすり合わせる作業は怠らない。

 また、入団1年目の一昨季、打率7分4厘に終わったことで打撃の個人練習を始めた。

 「少しでもチームの流れに加われるように。バントでないケースでも、ただ立っていればいいわけではないと思うので」

 オフには30分間、1人でマシンを相手に振り込んだこともあった。昨季は1割2分8厘に打率が上昇し、広島投手陣最多の8打点をマーク。相手投手に警戒心を与えるため、映像で見たメジャーリーガーをまねた構えにする工夫もある。

 投手として、野球選手として、自分自身が「未完成」であることを自認し、より高い理想の先に「完成図」を描いていることこそが最大の魅力なのかもしれない。

 ファンは、岡田のその先にある未来が気になる、「ツァイガルニク効果」で引き寄せられている。

(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)

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最終更新:5/14(月) 15:05
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