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セクハラ会見の翌日、「テレ朝」報道局デスクが突然死していた

5/15(火) 7:00配信

現代ビジネス

 財務事務次官のセクハラ問題の渦中にあったテレビ朝日報道局で、有能なデスクが人知れず亡くなっていた。仕事が激務だったことは間違いないが、局内でも死因を知る人がほとんどいないという――。

倒れる前日まで働いていた

 テレビ朝日にとって4月19日は、とてつもなく長い一日となった。

 19日未明、テレ朝は報道局長・篠塚浩氏が緊急記者会見を行った。福田淳一財務事務次官(当時)のセクハラ問題について、4月17日、麻生太郎財務相は被害を受けた女性記者がいるなら「名乗り出ろ」といわんばかりの会見を行っていた。

 その圧力に抗して、テレ朝は記者クラブ加盟社だけを集めた厳戒態勢の中、被害者は自社の報道局経済部所属の若手記者だと異例の発表をしたのである。

 そしてその翌日、息つく暇もなくテレ朝に衝撃の一報が舞い込む。同社の報道局デスクだったAさん(49歳)が亡くなったのだ。Aさんはテレビ朝日の完全子会社である制作会社・文化工房の社員だが、その優秀な仕事ぶりが評価され、本社の報道局映像センター取材部のデスクに抜擢されていた。

 テレ朝は、福田前財務次官から受けたセクハラ被害を自社で取り上げるべく女性社員が上司に相談した際、迅速かつ適切な対応をとることができなかった。

 その一方で、女性社員が自分を守るために録音した音声データを他社に情報提供したことを記者会見で「不適切」と断言した。

 この対応についての是非を論じる声が各界から巻きおこる最中に、Aさんが「突然死」したのだ。

 テレ朝関係者が声を潜めて明かす。

 「Aさんは休日だった4月16日月曜日の深夜に自宅で突然倒れて、病院に搬送されたんです。その前日の日曜日は出勤しており、とても元気でした。

 Aさんが倒れたことについて、所属する取材部の一部には説明があり、『このことは外部に口外しないように』と口止めもされたそうです。ですから、報道局の多くの人間はAさんがなぜ休んでいるのか、事情をまったく知らなかったんです。

 そして20日以降になって、亡くなったことだけ、突然メールで知らされました。なので、入院中にお見舞いに行くこともできませんでした。

 葬儀の日程は知らされましたが、なぜ亡くなったのか、詳しい説明も上層部からまったくありません。報道局ではこの対応に戸惑っている人が多いんです」

 Aさんは元報道カメラマンだ。「いい画」を撮れるカメラマンとして将来を嘱望され、過去には米国・ニューヨーク勤務も経験し、「9・11」の取材も行った。

 そして、5年ほど前からテレ朝本社デスクになったという。細身ながら筋肉質で、精悍な顔立ち。だが、このところ体調を心配する声が局内でもあったという。

 「取材部は報道局の撮影技術チームが所属する部署で、Aさんの業務はカメラマンの統轄です。テレ朝の取材部では30ほどのカメラチームが稼働しています。

 一日の取材案件は100件近くあり、どの現場にどのカメラマンを派遣するのか、そうした管理や指揮をするのが、Aさんの仕事でした。

 取材部のデスクの業務は過酷ですよ。基本的には朝9時の会議後から『報道ステーション』が終わる23時ごろまで、席にベタづきで現場に指示を出さなければならない。いつ事件が発生するかわかりませんからね」(前出・テレ朝関係者)

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最終更新:5/15(火) 12:20
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