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中川翔子『激しく同意だよ』と役に共感!「デイジー・ラック」の極貧バッグ職人・ミチルを語る

5/15(火) 8:00配信

ザテレビジョン

海野つなみの同名漫画を原作に、アラサー女子4人の“幸せ探し”を描いているドラマ「デイジー・ラック」(毎週金曜夜10:00-10:45、NHK総合)。

【写真を見る】中川翔子の貴重な“胸キュン”シーンも!

物語の中心になるのは、小学生のころ「ひなぎく会」と名付けて集まっていた幼なじみの楓(佐々木希)、薫(夏菜)、ミチル(中川翔子)、えみ(徳永えり)の4人。

彼女たちがそれぞれの仕事や恋、人生に迷いながらも前向きに進んでいく姿は、多くの視聴者から共感を呼んでいる。

その中でミチルは、個性的なバッグをフリーで作り続ける職人。注文がなくなり、お金に困ってしまうことも。薫の弟・貴大(磯村勇斗)は、ミチルを「アニキ」と呼んで親しくしており、やがて2人は友達以上の関係になっていく。

そんなミチルを演じる中川にインタビューを行い、役に共感する点や、撮影の裏側などを語ってもらった。

■ ミチル! 分かるよその気持ち…激しく同意だよ

――ミチルという役にどんな印象を受けましたか?

本当に…「ミチル! 分かるよその気持ち…激しく同意だよ」って思います。

まず、最初に原作を読んだ時に、17年前に発表された作品なんですが、そんなふうには思えないくらい現代の女子が共感できる内容で驚きました。私も、今ちょうど(登場人物と近い)この年齢なので、作品の中で私が今直面している問題がたくさん描かれているなと感じました。

登場する4人は全員「こういう人いるよね」と思えるキャラクターなんですが、私自身は完全にミチルだなと思います。

ミチルというキャラクターは、好きなこととお仕事が結びつているので、そこにやりがいと喜びを感じてがむしゃらに走って20代を過ごしていて。だからこそ、30代になって、他のみんなは持っているけど自分は持っていないものがたくさんあることが浮き彫りになってしまっているんですよね。

お仕事は忙しくても楽しい、でも20代とは違って30代からはシビアになってくる。これからどうなっていくんだろう? っていうミチルが抱えている不安って、私の今の悩みと似ている部分が多いんです。

こういうときに、それぞれに違った悩みがあるけど相談し合える友人がいるっていいなって、ミチルを演じていて思いました。

それに、本当にこの撮影現場でそういう仲間に出会えていると思うので、とっても楽しいです。

――特にミチルに共感したのはどのシーンでしょうか?

みんながすごく幸せそうに見えて、自分と比べてもしょうがないと頭では分かっていても、それでも自分だけうまくいっていない気がして、部屋で一人で「うわぁぁぁ」ってなるところです。

私の場合、そういうときは家で一人のときにネコに向かって、「ねぇどうしよ~」って話しかけることが多いんですけど(笑)。そのシーンを撮ったときに、気持ちがすごく分かって辛かったですね。

■ 生きてきた道が間違っていたとは思わないし、思いたくなくて戸惑っています

――ミチルは自分で作るバッグにすごくこだわりを持っている役柄ですよね。そういう職人気質な部分はどう思われましたか?

私も、長年大好きだった中野ブロードウェイに自分の洋服のお店が出来て、自分で絵を描いて、自分の好きな深海魚の「リュウグウノツカイ」をデザインしたワンピースを作ったりすることが今すごく楽しいので、ミチルの気持ちがよく分かります。

こだわりを強く持って、好きなことや自分の世界を表現することって、すごくいいことだと思うんです。でも、はたからは「クセのある人」に見えることがあるんですよね。

そういう部分は、私もミチルを演じていてハッとしました。

私は、大昔に夏のロックフェスで頭にセミの抜け殻を付けて歌ったときの写真がずっとネットに残っているので、最近になって、初対面の人に「頭にセミの抜け殻付けるんでしょ?」って言われるんです。

毎日付けているわけではないですし、その夏の楽しい思い出は、そのときだからこそ楽しかったことなんですよ。それが今になって初対面の人に引かれる要素になってしまうとは思っていなくて。

でも生きてきた道が間違っていたとは思わないし、思いたくなくてちょっと戸惑っています。

ミチルも理解されないことが多いんですけど、貴大はそんなミチルがやってきたことを全部見てきた上で、ミチルをリスペクトしてくれているんですよね。

そういう分かってくれる人さえいれば、別に引いちゃうような人がいても幸せだからいいやっていう考え方はすごく私にとってヒントになりましたし、「ミチル良かったね」って思います。

本当に好きなことを好きと言って、誇りを持って身に付けている姿って、その人が一番キラキラできる姿だと思うんです。

だからそれを否定しない貴大と一緒になるのが、ミチルの幸せだと思います。

私もそんな人に出会いたいです(笑)。

■ 原作にあったドキドキのシーンがドラマでも

――磯村さん演じる貴大とミチルの関係も気になるところだと思うんですが、中川さん自身は、二人の関係性をどう思いますか?

私は、男女の友情は成立すると思っているので、それが急に恋に変わるのって「どれだけドキドキするんだろう?」って考えていました。

原作は全2巻なので、ドラマはその先のストーリーを描くことになるんです。視聴者としても展開が楽しみですね。

もちろん原作にあったドキドキのシーンがドラマでも描かれるんですが、その撮影のときとかはもう「ひゃー!」って感じでした(笑)。

――お二人の撮影現場での雰囲気はいかがですか?

二人のシーンは、いつも撮影が劇的に早く終わるんです。

ドラマ全体の撮影初日がミチルの部屋で、貴大とミチルのシーンをたくさん撮ったんですが、予定より3時間半早く終わりました。だからすごいシンクロっぷりなのかな? って思っているんですけど、雑談する間もなく終わっちゃっています(笑)。

ミチルが貴大を小突いたり、二人でポテチを取り合ったりするシーンは台本には書いていないんですけど、現場で作り上げた演技なんです。

ミチルと貴大の二人はきょうだいみたいな、性別の区別がなくじゃれ合っている感じがすごくかわいらしいので、微笑ましいシーンになっているんじゃないかと思いますね。

――中川さんが今作のような恋愛シーンを演じるのは珍しいと思うんですが、演じられてみていかがでしたか?

全く私のイメージにないですよね(笑)。

もう私、20代前半を振り返ると、本当にミチルが言っているみたいに仕事が楽しくて仕方がなかったので、恋愛なんかじゃなくて、仕事がしたい! っていう考え方だったんです。

だからこそ、ミチルが「もうアラサーだ! やばい全然恋愛してない!」ってハッとしたときの気持ちが握手したいくらいよく分かるんです。

このドラマでは、焦って相手を探すんじゃなくて、そういう恋愛のきっかけは急に来るものだったりするということを描いているので、面白いなと思います。

■ 中川家で行われた「リアルひなぎく会」が仲良くなるきっかけに

――幼なじみの「ひなぎく会」を演じている佐々木さん、夏菜さん、徳永さんとは本当に仲良しだそうですね。

撮影に入る前は、例えばですけど、女子が集まるとギスギスする部分があるかもしれないと考えていたんですが、この4人には全くないんです。

自然に生きていると、こんな素敵な場所に出合えるんだ、うれしいなって、思います。

“アラサー”になったからこそ、こんなに一緒にいて楽な存在に出会えたのかもしれないですね。

ドラマの中でも、うそがない姿をお届けできていると思います。それぞれが演じている役にすごく似ているので、「ひなぎく会」の4人で集まっているシーンは、ドラマの中でしゃべっているのか、普段の感じでしゃべっているのか分かんなくなるんです。

一度、私の家で集まってみんなでワイワイする「リアルひなぎく会」を開いたのですが、それが出来て良かっです。あれがなかったら現場の雰囲気もだいぶ違ったのかなと思います。

――アドリブも多いんでしょうか?

そうですね。

セリフを言い終わってもカットがかからないときには、自然にそれぞれが話していることがすごく多いので、(演技と普段の)境界線がだんだんなくなってきています(笑)。

――最後に、今作の見どころを教えてください!

エンディングのダンスですかね。

4人で合わせて練習する時間がほとんどなかったんですけど、それぞれが練習してきて、本番を撮ったら何回かのテイクでばっちり決まったので、うれしかったんです。

この4人の居心地の良さと、4人だったから良かったということがダンスという形で表現されている感じがします。

完成した映像を見ていたら「みんなかわいいな」って愛おしくなっちゃって(笑)。思わずLINEグループに「みんな幸せになってね」ってメッセージを送ってしまいました。

あと、声を大にして言えるのは“アラサー”っていいよねってことです。しんどいこともあるけど、楽しいことがとっても大きいです。

それに、女子が集まると痛みを支え合えて、強くなれるという、そんないいところが見える作品だと思います。

(ザテレビジョン)

最終更新:5/15(火) 8:00
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