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パスタは魔法のダイエット食品ではない。最近の研究結果にご用心

5/16(水) 21:10配信

ライフハッカー[日本版]

「パスタはすばらしい食品だ」ということを示す研究結果があったら、信じたくなるのはよくわかります。みんなパスタが大好きですから。私も好きです。あなただってきっとそうでしょう。

【画像】パスタは魔法のダイエット食品ではない。最近の研究結果にご用心

最近、パスタの研究を紹介する記事が話題になりました。その見出しはこんな感じです。「パスタを食べると痩せやすい:分析結果(USA Today)」、「パスタは食べても太らない──カナダ研究(Newsweek)」

ただし、こうした記事の元になった新しい論文の著者の1人、トロント大学准教授John Sievenpiper氏に、上記のような見出しについてどう思うかと尋ねてみたところ、「この研究の背景が置き去りにされているように思います」という答えでした。

この研究で実際にわかったのは、「低GI食(食後血糖値の上昇が穏やかな食品)を摂取している人が、少量のパスタを食事に取り入れても、体重増加にはつながらない」ということでした。Sievenpiper氏は、次のように述べています。

低GI食以外の健康的な食習慣でも、同じことが言えると思います。でもそれは、「あらゆる食習慣において、好きなだけパスタを食べても体重が増えない」ということではありません。

この論文は、新たに行われた実験の結果について書かれたものではなく、これまでに発表されてきた研究を分析したものです。パスタ単品の減量効果をテストした研究は見つかりませんでしたが、パスタを含む低GI食についての研究は複数行われていました。

グリセミック指数(GI)とは、炭水化物の多い特定の食品を取ることにより、血糖値がどれくらい上昇するかを示した値です。こちらのリストによれば、コーンフレークはGI値81で、インスタントのマッシュポテトは87です。一方、パスタは49です。思ったより低いと思いませんか?

今回の分析により明らかになった事実は、パスタを1週間通して少しずつ食べても(1回に半カップずつ、週3回)、それだけで低GI食を台なしにすることはない、ということです。驚くほどの内容ではありませんよね。Sievenpiper氏に、特定の食品を対象としたこの種の研究で、「この食品を食べると、健康な食事の効果を台なしにしてしまう」という結論になったものはあるか聞いてみたところ、そのような例は思い浮かばないという答えでした。

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