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自分好みに淹れ方を変えられるパナソニックのコーヒーメーカー『NC-R500』をプロ家電レビューアーがチェック

5/17(木) 6:12配信

@DIME

ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイルがトレンドとなっており、ブルーボトルなどのカフェが注目されたのは記憶に新しい。コンビニやファーストフード店でも安くて良質なコーヒーを気軽に楽しめるようになり、美味しいドリップコーヒーがいつでも楽しめる時代となっている。

【写真】自分好みに淹れ方を変えられるパナソニックのコーヒーメーカー『NC-R500』をプロ家電レビューアーがチェック

そんな風潮から、家電メーカーも、自宅で気軽に淹れられる「本格的な」コーヒーメーカーが続々登場している。今回は淹れ方を自分好みに変えられるという、パナソニックのミル付き浄水コーヒーメーカー『NC-R500』を紹介する。

『NC-R500』の特徴は、蒸らして一気ドリップすることで、手淹れ風の味と香りを楽しめること。バスケットでもお湯をためて蒸らし時間を長くした「ドリップ」を採用。コーヒーのコクが増し、ドリップコーヒーでもリッチな味わいのミルクアレンジにぴったり。また、ステンレスフィルターも宇族しており、コーヒーの油分が直接落ちることで、リッチで濃厚な味も楽しめる。濃さ、香り、コクを自分で自分の好みに調整できるコーヒーメーカーなのだ。

電動ミルも搭載されている。電動ミル搭載といっても、いわゆる「全自動」ではなく、電動ミルで挽いたコーヒー粉を移し替える手間がある。ただ、「電動ミルだけ使いたい」「挽いた粉の状態を見たい」という方には、こちらのほうが使いやすいだろう。

さっそく豆をひいてみた。ミルサインの点滅回数で中細挽き・粗挽きの挽き分けをするのだが、3カップまでであれば点滅が5回で粗引き(約10秒)、7回で中細引き(約14秒)となる。点滅をじっと見て回数を数える原始的な方法で、自動で止まってくれるわけでない。プロペラ式なので若干挽きムラはあるが、好みの細かさに微調整することができる。

■コースだけでなくバスケットの切替レバーでも味を変えられる
挽きたてのコーヒー豆をバスケットに移す前に、ドリップ方式を選ぶ。バスケットのドリップ切替レバーを上げると真下の穴が開き、「シングルドリップ」となる。下げると下の穴がふさがれ、お湯がたまってからバスケットの真ん中あたりの高さからコーヒーが抽出される「Wドリップ」となってコクが増す。主導なので、ペーパーフィルターをセットする前に行なう。

ペーパーフィルターは台形タイプの2~4人用を使用する。バスケットにペーパーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れる。粉を移した後、ミル容器に粉が残ってしまうので、付属のブラシでとるようにする。

一般的なコーヒーメーカーでは本体にバスケットが内蔵されているものが多いが、ガラス容器にセットするため、取り外しも簡単だ。

コースは「マイルド」「リッチ」「アイス」で、最初に3カップのホットコーヒーを中細挽きの粉を使って「マイルド」で淹れることにした。

■シャワー状に湯を注ぎ、蒸らしながら淹れる
一般的なコーヒーメーカーのように、湯がずっと流れっぱなしになるわけではない。ドームに溜まった約50mLの湯は、活性炭フィルターを通して12個の穴からシャワー状に注がれる。いったん止まってしばらく蒸らしてから同じように湯を注ぐ。これを繰り返している。

3杯のコーヒーで6分ほどかかった。少しずつ、丁寧に淹れている印象だ。ペーパーフィルターで淹れたコーヒーらしく、さわやかでスッキリとしている。低価格な全自動コーヒーメーカーを複数試したことがあるが、『NC-R500』のほうが香りがよいと感じた。

淹れ終わった後のペーパーフィルターを確認してみたところ、美味しく淹れられた証ともいうべき土手がきちんとできていた。

次に「リッチ」コースで、「Wドリップ」を選び、粉は粗引きで淹れてみることにした。抽出時間は、「マイルドコース」と比較すると1分ほど長くなる。

こちらは苦みが濃く出て香りも強い。ミルクにぴったりのリッチな味わいだ。濃厚なコーヒーが好きという方なら、こちらでぜひお試しいただきたい。

■メッシュフィルターで淹れるとコーヒーオイルもうまく抽出、コクの深い味わいに!
メッシュフィルターに直接コーヒーの粉を入れ、「マイルド」コースで淹れてみた。メッシュフィルターでコーヒーを淹れるのは難しく、下手な淹れ方をすると雑味が増してしまう。

『NC-R500』は丁寧に少しずつ淹れるので、メッシュフィルターでコーヒーを淹れるのも得意だ。コーヒーオイルが表面にうっすらと浮いており、コクのある深い味わいとなっていた。それほど雑味を感じることがなく、よりリッチな香りを楽しめる。

アイスコーヒーも「アイス」コースで淹れてみた。アイスコーヒーは氷で冷やすため、苦みだけが残ったり、水っぽくなったり、香りやコクが失われがちだが、バランスのよいアイスコーヒーができて満足だ。

■コーヒーは美味しい! ただ、デザインをもう少し改善してほしい
『NC-R500』は好みの濃さに変えることができ、蒸してから丁寧に淹れる。ミル容器、水容器などは取り外してお手入れができるので、清潔に使い続けることができる。

ただ、気になった点はデザインだ。機能重視なのは理解できるのだが、もう少しスタイリッシュにしてほしいところ。最近はインテリアに合わせてコーヒーメーカーを選ぶ方も増えている。これだけ美味しく淹れられるのであれば、もう少しデザインにも力を入れてほしいと感じた。

とはいえ、1日に2~3杯は家でコーヒーを飲んでいるコーヒー好きとしては、とても魅力的な製品で、自腹で買おうかと思えるほどの味だった。コンビニコーヒーを買わなくても、同製品があれば家で淹れたての香り高いコーヒーを楽しめる。わざわざ買いに行く手間が省けるのはうれしい。色々なコーヒー豆を買って試したくなった。

なお、すっきりしたコーヒーが好みという方は、ステンレスフィルターが付属しておらず、価格が少し安い『NC-400』も候補になるだろう。

スペック
消費電力:680W
容量:680ml(5カップ)
サイズ:幅24.5×奥行17/0×高さ30.0cm
重さ:2.3kg
コース選択:マイルド・リッチ・アイス
豆の挽き分け(手動):粗挽き・中粗挽き(ミルサインで挽き分け)
浄水機能:あり
保温:2時間(アイスはオートオフ)
フィルター;ステンレスフィルター付属

文・撮影/石井和美

@DIME編集部

最終更新:5/17(木) 6:12
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