ここから本文です

コロンビア記者が断言。警戒すべきは酒井宏と乾。ピーク過ぎた本田・香川よりも脅威となる理由【日本戦展望】

5/17(木) 10:10配信

フットボールチャンネル

 ロシアワールドカップで対戦する日本とコロンビア。ブラジルワールドカップでも対戦した両国だが、今回はどのような選手になるのか。コロンビアの敏腕記者が試合を展望する。彼が警戒すべき日本の選手として名をあげたのは意外な2人だった。(取材・文:アドルフォ・ザブレ・ドゥラン【コロンビア】)

90分の悲痛な叫び…! ハリルホジッチ前日本代表監督が心境を吐露【記者会見ノーカット】

【著者プロフィール】
アドルフォ・ザブレ・ドゥラン。1975年生まれ。コラムニスト・ジャーナリスト。コロンビア最大手の「エル・ティエンポ紙」を中心に執筆している。

●なぜ本田と香川より酒井と乾に警戒を?

 2014年のブラジルW杯から4年が経ち、コロンビアと日本は再び対戦することになった。4年前と違うのは、対戦の地がブラジルのクイアバからロシアのサランスクになったことだが、両チームのスタイルと選手の顔ぶれも変化している。

 日本が前回と違うのは、フランスのオリンピック・マルセイユに所属する酒井宏樹がいる点だろう。酒井はサイドからスピーディーで展開力のある攻撃を見せるため、相手陣内のバランスを崩すことができる。酒井はヨーロッパリーグのファイナルリストであり経験も豊富だ。

 経験といえば、ヨーロッパで活躍する乾貴士の名も上がるだろう。スペインで試合に出場している彼もボールを持った動きが速く、突破する力がある。もちろん中盤には本田圭佑や香川真司がいるため、彼らが出場するなら連携がうまく行くかどうかが鍵になる。乾はサイドを主戦場としているが、そこから中央に切り込んでくるプレーもできる。

 酒井と乾。この2人は日本人らしいスタイルを持った選手だが、今回、コロンビアがもっとも警戒しなければならい2人だ! コロンビアの多くの選手、メディアが本田と香川の名をあげるが、私はその2人はピークが過ぎており、それよりも酒井と乾が警戒すべき選手だと断言したい。

 とはいえ、我々コロンビアは、日本に反撃するための準備は整っている。その中心はもちろんハメス・ロドリゲスだ。ブラジルW杯の得点王であり、大会一の素晴らしいゴールを決めたプレイヤーだ。レアル・マドリーで光と影の3シーズンを過ごした後、ドイツのバイエルン・ミュンヘンで居場所を見つけ、リーグで優勝し、今季のチャンピオンズリーグで準決勝進出まで果たした。

●コロンビア記者が展望する日本戦。勝つのは…

 コロンビアは南米予選や最近の親善試合でも攻撃的なスタイルでゴールを量産した。とくに南米予選の後半からはファルカオがハメスの前に立っているのが大きい。彼は全十字靱帯のケガで2年ほどプレーできず、前回のブラジルW杯もメンバーに入れなかった。怪我がなければブラジルW杯でストライカーとしてコロンビアを牽引していた選手だ。

 そんなファルカオがロシアW杯予選の後半に復帰し、我々の前に姿を現してくれた。年齢的にもおそらく最初で最後のワールドカップになる彼のゴールへの執念はすさまじく、ゴールネットを揺らすまで何度もボールを蹴り続けるだろう。

 そのファルカオの後ろには更にファン・クアドラードまでいる。フィオレンティーナとチェルシーを経て今はユベントスにいる彼のプレースタイルは巧みで速い。相手をかく乱させるのに十分な選手だ。この3人の攻撃力を日本は警戒しなければならない。

 そして、その3人を生かしているのが、ボランチのカルロス・サンチェスだ。特にハメスとの関係性は攻撃におけるホットラインだ。また、「la roca(岩)」という異名があり、人に対する強さも併せ持つ。

 後方には、クリスティアン・サパタ、ダヴィンソン・サンチェス、ジェリ・ミナがいる。このミラン、トッテナム、バルセロナに所属する3人と、アーセナルに所属するGKダビッド・オスピナがコロンビア守備陣を固めている。

 現段階で展望するなら、コロンビアは日本に勝利するだろう。ただし、僅差になるはずだ。3月にフランスには勝利したが、南米予選では得点力不足に陥った時期もあった。大差とはならず、2-1もしくは1-0だろう。

 4年前は4-1というスコアだった。そこからは大きく異なるだろう。だが、コロンビアが勝つという結果だけは同じになるはずだ。

(取材・文:アドルフォ・ザブレ・ドゥラン【コロンビア】)

フットボールチャンネル

記事提供社からのご案内(外部サイト)