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あなたは大丈夫?教え方がうまい人、教え方がヘタな人とは --- 尾藤 克之

5/17(木) 16:30配信

アゴラ

上司に求められる能力はマネジメント力といわれる。実績がなければ、そもそも昇進することは難しいが、近年、組織がフラット化して階層が減ったことによって、職位が減少している。そのため一定数の部下をもつという経験ができづらい。その結果として、マネジメント力のないまま管理職になってしまうケースが発生しする。

ビジネスでは、上司が部下にさまざまシーンで「教えること」が存在するが、「教える」ことを苦手とする上司が増えている。今回は、『世界一わかりやすい教える技術』(永岡書店)(https://amzn.to/2jYvzL0)を紹介したい。著者は、向後千春(こうごちはる)さん。早稲田大学人間科学学術院教授である。専門は、インストラクショナルデザイン、アドラー心理学。

教え方がうまい人とはどんな人

あなたは、人に教えるのが得意だろうか。それとも、苦手だろうか。「自分は教え方がうまい!」と自信をもって言える人は、そうはいない。

「教え方がうまい人は、自分で気づくというよりも周りから高く評価されていることが多いようです。たとえば、『鈴木さんって、新入社員を育てるのが上手だよね。叱っているところを見たことがないし、うまくやる気を出させているんだね。新入社員たちもイキイキしているよ』と社内でもっぱらの評判だったりします。」(向後さん)

「『今日の研修講師の尾藤さんの話、良かったよね。いつもは眠気をこらえるので必死なのに、今日はおもしろくてつい聞き入っちゃつたよ』と教えられる側の人たちからいい感想が聞こえてきたり、「田中先生に教えてもらってから、みんな書道の腕が上がったよね。こんなに書道が楽しいものだったなんて、初めて味わう気分だよ」など。』(同)

まったく余談ではあるが、本記事は書籍内の一部を引用している。「研修講師の尾藤さん」とは、よもや私のことではないかとびっくりした。「尾藤」という名前の研修講師はそうはいない。悪い噂ではないようなので安堵しているが。

「教え方が上手になると、みんなの人気者になるので、『好印象をもたれる』ことが多くなります。教えられる側は、教えられる前からいいイメージを持って迎えられるので、たいていのことは好意的かつ、スムーズに進み、結果、みんなのモチベーションをアップさせることができるのです。」(向後さん)

では、教え方がヘタな人ってどんな人だろうか?

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最終更新:5/17(木) 16:30
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