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専業主婦をキャリアに変えられる人は○○のある人

5/17(木) 5:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

 今、深刻な人手不足を背景に、主婦層を積極的に採用したいと考える企業が増え、再度キャリアを積み重ねていこうと働き始める元・専業主婦が増えてきています。とはいえ、仕事のブランクの長い主婦層は、即戦力という意味ではどうしても不利。市場でも、まだブランク人材への評価はそれほど高くはないようです。

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 ただ、Warisで再就職支援事業を手がける小崎亜依子さんは、「ブランク人材ならではの良さもある」と言います。

●企業が元専業主婦に期待するものとは

 「そもそも働きたい気持ちが強いのでモチベーションが高いですし、子育て、PTA活動など会社員とは異なる視点や幅広い経験があります。ブランクを取り戻そうという意欲があり、向上心が高い、子育てや介護などを経験する中で身に着けた忍耐力がある、採用されたことをありがたく感じている上、大きなライフイベントが終わっているので離職リスクが低いなど、ブランク人材ならではの良さもあるのです」(Waris小崎さん)。

 しゅふJOB総研所長の川上敬太郎さんは、企業側が主婦人材に対して期待している点を次のように話します。「一番は、コミュニケーション力の高さです。子どもからお年寄りまで、どんな人にも合わせて対応でき、相手に安心感を与えるコミュニケーション力は主婦ならではのものかもしれません」

 また、退職前の実務経験が豊富な主婦も多く、前職で培った経験、スキルにも期待が寄せられているといいます。「専門知識や資格があればもちろん良いですが、エクセルやワード、電話応対など、過去に身に付けた基本的なビジネススキルは、今も十分役立ちます。そうした方に若手社員の育成をお願いしたい、という声もよく聞きます」(しゅふJOB総研川上さん)。また、時間の制約がある分、時間内にきちんと成果を上げることへの期待も強いそう。

再キャリアスタートに必要なのは「○○力」

 では、実際にキャリア人材として採用されやすい元・専業主婦はどのような人なのでしょうか。

 「当然ながら、パートなどでもいいので、できるだけブランク期間の少ない人、あとはコミュニケーション力の高い人、高い専門性のある人、ワード、エクセルほか基本的なビジネススキルがある人などが採用されやすいという傾向はあります」(Waris小崎さん)。

 しかし、それよりも重要なものがあるとWaris小崎さんは話します。それは、「決断力」。「一番大切なのは『私は働く』と心に決めて、一歩を踏み出す決断ができることです」。

 退職してからブランクがあると「自分に務まるだろうか」「上司、同僚とうまくやっていけるだろうか」などと不安になるものですが、勇気を出して飛び込む覚悟を持った人がやはり強い。「慣れるまでは大変ですが、あまり昔の経験にこだわったりせず、年上年下関係なく『教えてください』と周囲の人たちから学ぼうとする姿勢があれば、受け入れられやすいと思います」(Waris小崎さん)。

 また、これまで家事、育児を全面的にひきうけてきた専業主婦の場合、家族からの理解、協力が得られない、という理由で決断できない人も多いといいます。

 「パートナーから反対されるだけでなく、義理の母からの『義理母ブロック』が入って断念するケースもあるようです。『家事、育児は今まで通りやって、そのスキマ時間で働こう』といった姿勢ではキャリアアップは見込めません」(Waris小崎さん)。本格的に働く覚悟を家族にもしっかり伝え、家事、育児の分担を見直したり、場合によっては外部サービスに頼るなどの「決断」が求められそうです。

●ブランクがあっても活躍できる人の共通点

 今回、取材して見えてきたのは、専業主婦となりキャリアにブランク期間があっても活躍し、ステップアップしていける人が持つある共通点。

 それは、「ブランク期間をブランクにしないマインド」だ。

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