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「ヒラメ官僚」柳瀬唯夫・元首相秘書官に用意される論功行賞

5/19(土) 7:03配信

FRIDAY

 東京・杉並の浜田山駅から5分ほど歩いた場所にある、約9000平方メートルの敷地に立つ4階建ての低層マンション。築10年以上経過しているが、中古価格でも1億円はくだらない。5月7日の朝、その超高級マンションの住人の一人が顔を出した。経済産業省の柳瀬唯夫・元首相秘書官(56)だ。

「記憶は蘇ったんですか?」

 本誌記者はそう声をかけたが、柳瀬氏は「おはようございます」とだけ言って、迎えに来た黒塗りのクラウンに乗り込み走り去った。

 これまで柳瀬氏は「記憶にない」を連発し、首相官邸での学校法人『加計学園』関係者らとの面会を否定してきた。しかし、愛媛県の文書などが次々と明らかになり、5月上旬、一転して面会を認める方針に転換。「国会で誠実に話す」と語ったのだ。無論、記憶が突然蘇ったわけではないし、このような方針転換を柳瀬氏ひとりで決められるわけもない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が話す。

「愛媛県だけではなく、文科省や農水省からまで、柳瀬氏が官邸で面会したことを示す文書が出てきてしまった。知らぬ存ぜぬで通すには無理が出てきてしまったわけです。4月中旬の報道各社の世論調査では、内閣支持率が危険水域である30%を割った社もあった。秋の総裁選を控え、これ以上政権の支持率が下がるのを食い止めたいと判断したのでしょう」

 崖っぷち状態になっても、いまだ官邸の意向に従う柳瀬氏。その姿勢は筋金入りだという。

「柳瀬さんは、上の意向ばかり気にする“ヒラメ官僚“の典型です。昔から政治家やその秘書から電話がかかってくると、いきなり背筋をピシッと伸ばし、『柳瀬でございます』と言うクセがある。よく省内の女性職員などが、その『柳瀬でございます』をマネしていました。柳瀬さんの同期では、糟谷敏秀・経済産業政策局長が、ずっと出世レースのトップを走ってきました。柳瀬さんの評価は決して高いわけではありませんでした。だから、柳瀬氏は政権中枢に食い込もうとしたのです」(経産省関係者)

 上の意向を忖度し続けてきた柳瀬氏。それなりの論功行賞が用意されそうだ。

「昨年時点では柳瀬氏の事務次官就任は規定路線だったが、今回の騒動でほぼ消えたと考えられます。それでも、柳瀬氏はエネルギー畑が長かったですし、引く手あまたです。それなりの再就職先が用意されるでしょう」(前出・関係者)

 浜田山の超高級マンションでのセレブ暮らしは安泰というわけだ。

最終更新:5/19(土) 7:03
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