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競馬のプロも頭を抱えて大混乱。ダービー直前「3歳牡馬ランキング」

5/21(月) 7:40配信

webスポルティーバ

2018年3歳クラシック
Sportivaオリジナル番付(牡馬編:第4弾)

 牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月15日/中山・芝2000m)は、大本命と目されていたダノンプレミアム(父ディープインパクト)が、レース1週間前に負傷によって回避を表明。一気に混戦ムードとなる中、7番人気のエポカドーロ(父オルフェーヴル)が戴冠を遂げた。

【写真】安藤勝己氏選定の「3歳牡馬番付」

 以下、2着には9番人気のサンリヴァル(父ルーラーシップ)、3着には8番人気のジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー)が入線。人気上位馬がことごとく馬群に沈んで、波乱の決着となった。

 その後、クラシック第2弾となる日本ダービー(5月27日/東京・芝2400m)への最終切符を巡って、3つのトライアルが行なわれた。GII青葉賞(4月28日/東京・芝2400m)はゴーフォザサミット(父ハーツクライ)、GII京都新聞杯(5月5日/京都・芝2200m)はステイフーリッシュ(父ステイゴールド)、そしてオープン特別のプリンシパルS(5月5日/東京・芝2000m)はコズミックフォース(父キングカメハメハ)が勝って、それぞれダービーの出走権を手にした。

 こうして、ダービー1週前の時点で21頭が出走登録。クラシック本番に突入してからも目まぐるしく戦況が変わり、日刊スポーツの木南友輔記者はこんな感想を漏らした。

「ここ数年で(勢力図が)最もよくわからなかった世代です。巷で言われているように、ディープ産駒の不調があったこともあるのでしょうが、ノーザンファーム生産馬、育成馬の”使い分け感”が色濃くなって、各馬の実力比較が難しくなった印象があります。今後、その傾向は一層増していくでしょう。その意味でも、しっかりと2歳戦の分析をしなくてはいけないと、痛感させられましたね」

 そんな状況の中、いよいよ世代の最強馬を決める日本ダービーが行なわれる。そこで、同舞台を見据えた3歳牡馬の『Sportivaオリジナル番付(※)』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、今回はダービーに出走予定の3歳牡馬の実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。

 3歳牡馬のランキングは前回も大きな動きがあったが、今回もかなりの変動が見られた。

 1位は、前回万票から4ポイント落とすことになったが、ダノンプレミアムが何とかその座を死守した。実力は世代屈指だが、皐月賞の一頓挫がダービーにどこまで影響するのか、気になるところだ。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「皐月賞に向けて、時計を1本も出さずに1週前の時点で回避の発表。これが意味するところは、弥生賞(3月4日/中山・芝2000m)を使った時点で、皐月賞の出走が厳しくなっていたと判断していいでしょう。

 その要因は、父であるディープインパクトも同様でしたが、能力が高すぎるゆえ、爪が薄いこと。走る馬はどうしても爪の摩耗が大きく、間隔を開けて回復させないと、しっかりと走ることができません。皐月賞を回避する原因となった挫跖(※ざせき/硬いものを踏んだときなどに起きる蹄の底の炎症)は、まさしく爪の薄い馬がなりやすい症状です。

 今回、中11週で挑むこととなるダービーに向けては、4~5週前から追い切りを開始。弥生賞時と比較しても、この追い切り開始日や本数からすれば、きっちりと出走できる態勢にもっていけそうです。

 馬体やフットワーク、適度にクッションのある長めのつなぎからすれば、初距離となる2400m戦でも同世代との対戦なら、何の不安もありません。ローテーションもある意味、この馬の好走パターンと判断すれば、ダービーでも今までどおりのパフォーマンスが見られそうです」

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